英国日産が、市販の電気自動車「リーフ」の Glow-In-The-Dark ペイントモデルを公開しました。ボディ全体を蓄光塗料で塗装しており、周囲の暗い夜間にはボディ全体が淡く発光します。 
 
この光るリーフの塗装に使われたのは、英 Pro-Teq 製の塗料「Starpath」。ストロンチウム・アルミネートという天然の蓄光顔料を特殊な方法で混合しており、日中の紫外線を塗装面に蓄え、周囲が暗くなる夜間は最大10時間ものあいだ発光し続けます。Pro-Teq は2013年、ケンブリッジにこの Starpath を使った「光る歩道」を製作したことでも話題となっています。
 
 
蓄光塗料によっては、屋外に晒すと5年程度で発光効果が失われてしまうものもあります。しかしリーフに採用された塗料は歩道に使われるだけあって耐久性も高く、その発光可能年数は約25年間におよびます。これは一般的な自動車の耐用年数を考えても充分と言っていい長さです。

日産によれば、自動車メーカーがこうした蓄光塗料を採用するのは初めてとのこと。天然素材の塗料なので、廃車処分の際に環境に悪影響をおよぼす心配がないのもリーフに似合っています。
   
残念なのは、Glow-In-The-Dark ペイントのリーフがプロモーション目的のワンオフモデルであること。リーフの環境負荷の低さを広くアピールする目的で製作されたため、一般販売の計画はありません。

ただ、この塗料を使った自動車やバイクなら、夜間の盗難防止や他車からの視認性向上といった安全面での効果も見込めそう。アフターマーケットで Starpath が普及すれば、映画「Tron」のように輝く車やバイクが街を走る姿も見られるようになるかもしれません。