最上位モデルとなる Essence III は DSD 5.6MHz の再生が可能で、さらにヘッドホン向けバランス出力に miniXLR 端子2基を備えます。
Essence III
PC が出力するデジタルオーディオを原音に忠実に再現するため左右チャンネルの信号を完全に分離した構成を採用。DAC チップには Analog Devices AD1955A を2基搭載。I/V 変換用、LPF 用、出力バッファー用の各オペアンプには Analog Devices AD827SQ を各2基ずつ使用。ヘッドホン出力用オペアンプとバッファーは、アンバランス出力用に新日本無線の MUSES 02 と TI LME49600 を各2基ずつ、バランス出力には TI OPA2227P と TI LME49600 を各4基ずつ搭載します。
ほか USB オーディオプロセッサーは C-Media 製 C6632A。S/P DIF レシーバーは TI PCM9211 を備えました。
S/N比 は117dB。THD+N(出力 1kHz時)は0.0005%(-105dB)。周波数特性は10Hz~48kHz(-3dB、192kHz/24bit入力)。
すでに発売中で、価格はオープン。予想実売価格は25万円前後。
Essence One MKII
DAC には TI PCM1795 を左右チャンネルに1基ずつ、計2基を搭載、オペアンプは TI NE5532P を I/V 変換用に4基、LPF用には2基を搭載。出力バッファ―は RCA 出力用に TI LM4562NA を1基、XLR 用に2基備えます。ヘッドホン出力用オペアンプは TI LME49720NA を2基搭載。
そして USB オーディオプロセッサーには C-Media 製 C6631A を、S/P DIFレシーバーは旭化成エレクトロニクスの AK4113VF を使用します。
S/N 比は120dB。THD+N(出力 1kHz時)は0.000316%(-110dB)。周波数特性は10Hz~48kHz(-3dB、192kHz/24bit入力)。
こちらもすでに発売中。オープン価格で、予想実売価格は11万円前後。
なお、ASUS は Essence One MKII の派生機種として、I/V 変換用と LPF 用オペアンプを根強い人気の新日本無線の MUSES 01 に変更した「Essence One MKII MUSES Edition」も同時発売しました。
Essence One MKII MUSES Edition も他と同様、価格はオープンですが予想実売価格は14万5000円前後となっています。
Essence One MKII MUSES Edition