日本プラントロニクスが、アクティブノイズキャンセル機能を搭載する Bluetooth ヘッドホン BackBeat PRO を発売しました。実機を試用したファーストインプレッションをお伝えします。
 

 
 BackBeat シリーズといえば、国内ではカナル型のBackBeat Go 2、スポーツタイプの BackBeat FIT が発売中。今回の BackBeat PRO はシリーズとしては初のオーバーヘッド型となります。
 
 
 
本体は340gとずっしりとした印象。装着感もやや重さを感じますが、ヘッドバンド、イヤーパッドの感触が良いためか、長時間装着してもどこかが痛くなるようなことはありませんでした。

Bluetooth ヘッドホンとしては、AAC および aptX Low Latency コーデックに対応、高音質な音楽再生をサポートします。2台同時待受のマルチポイントに対応。たとえば Bluetooth 対応の PC で音楽を聴きつつスマートフォンともペアリングをしておけば、着信があったときに右側ハウジングにある通話ボタンで応答できます。

音量調整は右側ハウジングのリング部分を回せば調整可能。左側では曲送り/曲戻し操作ができます。また左側ハウジングのボタンは音楽再生/停止ボタン兼 NFC 感知エリアになっています。

Bluetooth で音楽を聴いた場合の音質は、やや乾いた印象のドンシャリ系。クリアに伸びる高音とやや重心の低い低音が印象的で J-POP やダンス、エレクトロ系などによく合いそうです。動画視聴時は、音声の遅延がわずかに感じられるものの、ゲームやミュージシャンのライブ映像といったタイミングが重視されるコンテンツでなければそれほど気にはなりませんでした。

また aptX Low Latency 対応の再生機器で使用すれば遅延は40ms 以内に抑えられるため、さらに違和感は軽減されるはずです。
 
 
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能はデュアルマイク方式に DSP を組み合わせたもので、左側ハウジングにあるスイッチでオン/オフが切り替えられます。

スイッチをオンにすると、室内にあるサーバーや冷蔵庫などの動作音がほとんど聞こえなくなり、耳障りさが大きく軽減されました。しかし人の声などは ANC オン/オフ関係なく聞こえるので、近くで話しかけられた場合も気づかず無視してしまうことはなさそうです。ただ人によっては ANC をオンにしたことで発生するホワイトノイズが気になるかもしれません。

右側ハウジング下部にあるマイク(ミュート)ボタンを押せば、オープンマイク機能が有効になります。これは周囲の音をマイクが拾い、ヘッドホンで再生する機能で、音楽などを聴きつつ周囲の音も聴きたい場合に有効な機能です。
 
 
左側ハウジング下部には有線接続用の 3.5mm ステレオミニ端子および充電用の microUSB 端子を備えます。有線接続は再生機器側の音質も影響するものの、Bluetooth 再生のときに比べると中音域もよく聞こえるようになりました。なお有線接続で使用する場合、ヘッドホンの電源はオン/オフどちらでも音が聞こえます。ただし ANC を使うには電源もオンにしておく必要があります。

少々気になったのは通話機能。何も聞いていないときにスマートフォンにかかってきた通話の音声はクリアに聞こえ正常な会話ができたものの、PC で音楽を再生中に着信があった場合、PC側の音声を停止してもしばらく通話の音声がとぎれとぎれになってしまうことがありました。

なお、便利機能としては内蔵センサー連動機能があります。これはヘッドホンの着脱に応じて音楽の再生/停止や ANC のオン/オフ、通話はヘッドホンとスマートフォンなどを自動的に切り替えられる機能。来客の応対などでいちいちプレーヤーを操作して音楽を停止する手間がありません。
 

主な仕様は、40mm径ダイナミックドライバー。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。Bluetooth 4.0 + EDR に準拠し、電波出力強度はClass1。A2DP/AVRCP/HSP/HFPプロファイルをサポートし、コーデックは SBC /AAC /aptX Low Latency に対応します。また音声ガイド機能を搭載します。

内蔵バッテリーは連続使用時間が最大24時間。スタンバイは最大21日間。ディープスリープモードでは180日間。充電は付属の microUSB ケーブルで行ないます。

本体重さは340g。ヘッドバンドは回転式。付属品としてUSB充電ケーブル、有線接続用オーディオケーブル、ナイロン製のポーチを同梱します。

BackBeat Pro はすでに発売中。税込価格は2万9800円。

BackBeat Proは明瞭な音質で低音もよく出ており、バランスの良い音がします。さらにノイズキャンセル機能で周囲の騒音をシャットアウトすれば、aptX Low Latency の低遅延と高音質も相まって音楽や勉強により集中できる環境が得られます。

ただ欠点はといえば、全体にプラスチック感が高いデザインがあげられます。マット処理のハウジングやボタンはどう見ても安っぽく、もうひと工夫が欲しかったところです。