セガが池袋GiGOで、ネイルシールを作る新しいプリントシール機『ネイルプリ』のロケテストイベントを開催しました。『ネイルプリ』は爪に直接貼ったり、ネイルチップに貼って着けられるネイルシールのプリント機。

最初から用意される多数のパターンを組み合わせてオリジナルデザインを作れるほか、連携する無料のスマートフォンアプリで自前の画像を取り込んでデザインすれば、いわゆる「痛ネイル」や愛猫の写真ネイルなども手軽に作れることが特徴です。



セガが池袋GiGOで3月27日〜29日・30日まで開催したロケーションテスト イベントの様子(準備中)。29日までは一階で誰でも参加でき時間限定でネイリストさんによる貼り付けサービスもありましたが、好評につき急遽追加された30日は6階のプリントシール機フロアで、男性のみの立ち入りはできない状態でのテストです。

ネイルプリは本体に膨大な数のデザインがプリセットされており、さらにタッチパネルで自在にカスタマイズしてオリジナルのネイルシールをその場でデザインして出力できます。

ロケテストでの料金は20爪分のプリント一枚で400円、同じデザインの追加プリントは300円。



今回は初披露かつ初のロケーションテストとあって、セガの担当者によれば筐体もソフトウェアもあくまで試作機段階。ソフトウェアの完成度は「30%ほど」とのこと。

筐体もまだこれ一台しかないワンオフ。大きな液晶ディスプレイと切り抜いたパネルの組み合わせで、自由形状のディスプレイを多数使ったようなゴージャス感があります。楕円状のメインディスプレイの上にある5つの窓は、利用者が選んだ、またはデザインしたネイルをそのまま表示する仕組み。

ネイルはその場で選んだりデザインする以外にも、今後無料で配信予定の専用モバイルアプリを使えば、あらかじめ好きなだけ時間をかけてマイデザインを作りこむこともできます。

アプリは現在も開発中でストアに並んでいないため、ロケテではセガが用意した端末 (iPhone 6 Plus) でを操作できるようになっていました。アプリでは端末のカメラロールから写真を取り込んで、自前のネイルデザインも作成可能。


(サンプルとして展示されていたネイル。ネイルチップに貼った状態。プリントの品質は高い。)


個人で楽しむ範囲であれば愛猫の写真でもなんでもデザインに取り込めるため、最新のクールなデザインから、服やアクセサリにあわせたコーディネート、あるいはキャラクターを使った「痛ネイル」やら、5本の指を使って5人分のアイドルユニットを勝手に編成する etc といった秋葉原文化的な領域まで対応できます。

(実際にロケテストに使われた端末のアプリでは、一般利用者の誰かが登録したのか中の人のテストかは分かりませんが、セガとのコラボレーションでも知られるアイドルアニメのキャラクターがユーザー作成デザインとして登録されていました。(今のところ)プリセットとしては用意されていません)。

筐体正面の右寄りからにょろんとマイクロUSBとLightningケーブルが伸びており、アプリでデザインしたネイルは有線で直接転送する仕組みです。



出力されるシールは20爪分。爪にそのまま貼って余った部分を爪切りやヤスリで落としても、ネイルチップに貼って再利用もできます。

シールなので強くこすれば剥がれてしまいますが、逆にすぐに剥がせることで気軽に試せたり、学校職場以外のときだけ楽しめるとも言えます。長く楽しみたいときは、水性のトップコートまたはジェルネイルでコーティングすればよし。(プリントの仕組み上、水性でないと印刷が流れてしまうことがあります)。


さて、かつては 高エネルギー体 高い女子力の象徴だった爪のおしゃれも、いわゆる痛ネイルの出現によってただ単にお気に入りのキャラクターを一日中チラチラ見ていたい、あるいは自分の深く帰依する「推しメン」を高らかに表現することで自己実現的なアレを図りたい、といったおたく文化のひとつとして密かに浸透しつつあります。



とはいえオリジナルデザインのためネイルサロンを訪れるのは、サロン的おしゃれ空間に曝されると消毒されて消えてしまうのでは恐れるような層にとって、心理的にも費用的にもまだ敷居が高いのも事実です。

じっくり職人芸を発揮できるアプリ連動と、一シートで数百円程度という低価格は、秋葉原的おたく文化というコップの中に嵐を起こす文化的インパクトすら持っているかもしれません。セガ的には普通にプリントシール機のメイン顧客層である若い女性に使ってもらいたいだけだと思いますが。

セガ『ネイルプリ』の稼働開始時期は未定。今回の初ロケテストの結果を踏まえてソフトウェア・ハードウェアともにブラッシュアップを図ったうえで全国のゲームセンターやプリントシール機コーナーに並ぶ見込みです。