NTTドコモ、3.5GHz帯TDD-LTEを16年度開始。下り370Mbpsに高速化、17年度以降MIMO導入

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2015年04月30日, 午前 11:02 in 4G
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NTTドコモは4月28日に開催した決算説明会で、通信ネットワークの高速化について言及しました。具体的には2016年度にTDD方式の3.5GHz帯を導入し通信を下り370Mbpsに高速化。また2017年度以降は4x4MIMOを導入し、2020年には1Gbps超の5G導入を目指します。
モバイル回線をブロードバンド感覚で気兼ねなく使えるようになった現在、都心部を中心に通信トラフィックが逼迫しており、通信の更なる大容量化が求められています。

NTTドコモは3月にPremium 4Gの名称で下り225MbpsのLTEサービスを開始。また年度内に下り300Mbpsに高速化する方針をこれまでも示しています。

ドコモ、受信時225Mbpsのカテゴリ6 LTE-Aを3月開始。新技術「高度化C-RAN」導入、エリアは都心部から



今回示された新しいロードマップによると、ドコモは3.5GHz帯を2016年度に導入しLTEの通信速度を370Mbpsに高速化します。

3.5GHz帯はドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社に40MHz幅ずつ割り当てられた新しい周波数で、各社とも電波の利用効率が高いTDD方式で運用予定です。ただ3.5GHz帯は電波の特性として直進性が高く、障害物の裏に回りこみにくいことから広域のカバーには向きません。このためドコモでは、都心の駅前など狭いエリアをスポットでカバーする『スモールセル』で主に3.5GHz帯を活用。広域をカバーする『マクロセル』とキャリアグリゲーション(CA)で束ねて利用します。

NTTドコモ、LTE-A向け3.5GHz帯は16年度商用化、既存帯域とCAで高速化めざす

また2017年度以降は4x4 MIMOなどの通信高速化技術を導入します。4x4 MIMOは4本のアンテナで基地局と同時に通信する技術で、国内ではUQがすでに商用サービスを開始しています。2本のアンテナで同時に通信する現行の2x2 MIMOに比べて純粋に通信が2倍に高速化します。

モバイルで300Mbps超の通信速度が必要かという議論はさておき、通信速度の向上はすなわち通信容量の向上でもあり、通信トラフィックが集中するエリアではスループットが低下しづらくなる利点があります。動画配信サービスやクラウドのさらなる発展で、モバイルにおける通信需要のさらなる増大が予想されるなか、その屋台骨を支える通信技術の進歩から目が離せません。

 

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