さらにオプション機能となるものの、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスでコンテンツを視聴できる「デジタルブリッジ」機能なども用意されています。
Ultra-HD Blu-ray メディアの記録容量は片面2層が最大約66GB、片面3層では最大で約100GB。なお後方互換性は維持されるため、Ultra-HD Blu-ray 対応プレーヤー1台で既存の BD メディアもそのまま再生できます。
BDA によると Ultra-HD Blu-ray のライセンスプログラムは夏頃に開始予定。現在は Ultra-HD Blu-ray の市場立ち上げに向け、コンテンツのオーサリング環境整備や、試験および認証、ディスクの製造に携わる各分野の企業と検証作業を進めている段階とのこと。
近年、映像コンテンツの視聴においては DVD や BD といった物理メディアに対し YouTube や Hulu などインターネット経由の映像ストリーミングサービスが頭角を現しており、一部ではすでに4K対応も進みつつあります。一方で、BD プレーヤー/レコーダーの国内普及率は、内閣府の消費動向調査によれば 53.2%(平成26年度)にとどまっている状態。Ultra-HD Blu-ray の規格化と対応プレーヤーの発売がこの流れにどのように影響するのか、注目したいところです。
ちなみに今年1月の CES 2015 ではパナソニックが Ultra-HD Blu-ray 対応プレーヤーの試作機を参考出品していました。