ソフトバンク記者発表会より。ソフトバンクモバイルの宮内謙社長は質疑応答において、端末の購入から180日が経過しないとSIMロック解除を申し込めない件について『優良なお客ばかりならいいのだけれど』と前置きして理由を説明しました。

総務省は通信キャリアに対し、5月1日以降に発売するスマートフォンについて、利用者が求めればSIMロックの解除に応じるよう義務化しました。これを受けNTTドコモとauはいち早く本件に関するガイドラインを公開しましたが、端末の購入日から"180日"が経過しないとSIMロックの解除を申し込めない、いわゆる『180日縛り』の存在が話題を集めました。

ソフトバンクはこれまでSIMロック解除のガイドラインを公表していませんでしたが、本日の発表会で詳細を発表。ドコモ/auと同じく180日縛りを設けると明らかにしました。

ソフトバンクのSIMロック解除ガイドラインは、具体的には5月29日に発売するGalaxy S6 edge以降のSoftBank 携帯電話(スマートフォン含む)やタブレット、モバイルルータが対象で、条件は以下のとおりです。
  • 製品の購入日から180日が経過していること。
  • 解約済みの製品は、解約日から90日以内であること。
なぜ端末の購入から180日が経たないとSIMロック解除を申し込めないのか。また、購入後すぐのSIMロック解除に応じる予定はないのか、記者から質問が及ぶと、ソフトバンクモバイル宮内社長は:

本当に優良なお客さんばかりだったらいいのだけれど、(記者の) 皆さんのほうがお詳しいと思うが、業者のような人がいっぱい買っていって、転売する』『ましてやiPhoneなんか、箱に入ってると10万円くらいで売れる』と180日縛りが転売対策の目的を含むと説明。続けて、

『完全にアンロックされているやつはAppleでも売っている。我々もそういう必要があれば、値段が高くなるが、そういうのを売りたい』と将来的なSIMフリー版の取り扱いに含みを持たせました。



業者による転売としては、iPhone 6 / iPhone 6 Plusの発売当初、SIMフリー版を求める海外からの業者がアップルストアに殺到し、一部店舗では警察沙汰にもなりました。また、自社ネットワークを長く使ってもらうことを前提に販売プランを立てても、即解約してどのキャリアでも使えるSIMフリー端末として転売されてはたまらないというキャリア側の事情があります。