COMPUTEX TAIPEI 開幕前日の6月1日、ASUSはプレスカンファレンス「Zensation」を開催しました。

Zenブランドを冠するオールインワンPC「Zen AiO」とタブレット「ZenPad」を発表。ラインナップのZenブランドへの統一が進み、ASUSのZenブランドへの強い自信が垣間見えます。


ASUSの『Zen』はもともと日本の禅の精神を表現したブランド。Ultrabook「ZenBook」で初めて採用され、その後スマートフォン「ZenFone」や、スマートウォッチ「ZenWatch」へと拡大し、今ではASUSを代表するブランドに成長しています。

今回の発表会では、Zenブランドを冠する新製品として、オールインワンPC「Zen AiO」とタブレット端末「ZenPad」を発表。タブレット端末としては「MeMO Pad」シリーズが存在していましたが、今回は「Zen」ブランドに統一され、様々なブランドが入り交じっていたASUSのラインナップがすっきり整理された印象を受けます。

Zen AiO


Zen AiOはZenブランドを冠した初のオールインワンPCです。


▲iMacを思わせる外観。


プレゼンではZen AiOの高性能さがアピールされました。CPUにCore i7クアッドコア、GPUにGeforce GTX960M、RAMはDDR4 2133Mhzで容量32GB、512GBのSSD、最新規格のUSB 3.1 Type-Cを搭載。ASUSは『極限のパフォーマンスを追求した』と胸を張ります。

ZenPad


ダンスパフォーマンス中に披露されたのが ZenPad 。7インチと8インチ、10.1インチモデルを揃えます。その中でも中心となるモデルが『ZenPad S 8.0』です。


ハイエンドTVで採用されているHDR技術を適用。コントラストを従来比2倍に高めたとのこと。


ハイエンドモデル ZenPad S 8.0 はIntelの最新64bitクアッドコアCPU Atom Z3580を搭載。他のSoCとの性能差を強調します。ディスプレイは8インチでQXGA(2048 x 1536)。メインメモリは4GB。USBは3.0でType-Cコネクタを採用します。




ZenPad S 8.0は薄さ6.6mm、質量289g。薄型軽量で持ちやすいです。背面は光沢仕上げではないもののマットな質感でもなく、若干べたつきが気になります。

ASUSがZenPad S 8.0発表。縦横比4:3の8型QXGA液晶とAtom Z3580、4GB RAM搭載の高速タブレット

ZenFone Selfie


ZenFoneシリーズの新モデル「ZenFone Selfie」。ZenFone 2の仕様を基本的には引き継ぎますが、自撮り機能を強化しており、フロント側に1300万画素カメラと2色LEDフラッシュを搭載。顔のシワや輪郭をリアルタイムで補正する機能も備えます。

自撮りスマホ ASUS ZenFone Selfie インプレ。顔の輪郭までリアルタイム補正、プリクラ風の写りに

ZenWatch 2


なおプレゼンでは一切触れられませんでしたが、新型スマートウォッチ「ZenWatch 2」が会場に参考展示されていました。スペックや機能の詳細は公表されておらず、9月のIFA2015で明かされる見通し。特徴は大小2サイズ展開、本革や金属など多彩なベルトを用意した点です。


なお今回の発表会でZenブランドを訴求するASUSの姿は、スマートフォン市場でGalaxyを世界的ブランドに育てたサムスンの姿と重なります。

アップルのiPhoneが社名無しで「iPhone」のみで通用するように、企業にとって社名以外のブランドを育てることは非常に大きな意味を持ちます。ASUSがZenブランドのもと、今後どのようなラインナップを展開するのか楽しみです。