4K PHOTO は2014年発売の DMC-GH4 で初めて搭載され、現在では4機種が搭載する機能。動画とおなじ秒間30コマの静止画を連続撮影し、たとえば運動会やスポーツでの子どもの表情や、じゃれあうペットの一瞬の仕草といったシャッターチャンスを逃しません。さらに、空間認識AFと高速レスポンスの OLED ファインダーによって動きの激しい被写体にもしっかりピントを合わせて高精細な撮影が可能です
また DMC-G7 ではこの 4K PHOTO 機能に3つの撮影モードを用意しました。シャッターボタンを押すと連続撮影を開始し、もう一度押すと停止する「4K連写(S/S)」、シャッターボタンを押した前後1秒ずつ、計2秒を残す「4Kプリ連写」、そしてシャッターボタンを押し続ける限り連写を続ける新モード「4K連写」。
従来からある「4K連写(S/S)」と「4Kプリ連写」は、どちらかと言うとビデオ撮影から静止画を切り出す感覚の操作なのに対し、新搭載の「4K連写」モードは通常の連写モードのようにシャッターボタンを押している間シャッターを切り続ける方式です。
なお、最初から2秒間と決まっている「4Kプリ連写」以外の2モードは最大29分59秒までの連続撮影に対応します。また 4K PHOTO モードではない通常の連写撮影の場合はメカシャッターで最大8コマ/秒、電子シャッターで最大40コマ/秒です。
動画撮影機能としては DMC-GH4 と同等の「ヴィーナスエンジン」を搭載し、ダイナミックレンジや色再現性、さらに解像感も向上したとのこと。被写体のエッジやグラデーションを見分け、最適なノイズリダクションを施す「新マルチプロセスNR」によりフィルム撮影のような粒状感ある仕上がりを実現するとしています。
動画撮影は最大3840x2160/30pの4K記録に対応し、最大ビットレートは約100Mbps。1920x1080解像度のフルハイビジョンでは最大60pのなめらかな映像を記録できます。動画記録形式は AVCHD Progressive /AVCHD /MP4。
また、内蔵マイクは風音キャンセラー機能を搭載。撮影時のステレオ間も向上しているとのこと。3.5mmマイク入力も搭載します。
AF機能も大幅に進化しており、独自の空間認識技術DFD(Depth From Defocus) テクノロジーを採用。コントラストAFおよびその追従性能をさらに高速化した 空間認識AF を搭載します。これにより合焦速度は0.07秒(CIPA基準、AFS、H-FS14140使用時)、AF追従連写は秒間6コマとなりました。
撮像素子は4/3型、有効1600万画素 LiveMOS センサーを搭載。ISO 感度は200~25600。記録メディアは SD/SDHC/SDXC カード。UHS-I Speed Class 3および UHD-II Speed Class 3 に対応、大容量の4K動画もスピーディな記録を可能としました。
IEEE 802.11b/g/n WiFiを搭載し、iOS/Android アプリ「Panasonic Image」を使って撮影した写真や動画をスマートフォンやタブレットから閲覧、保存可能。ほか USB、AV出力、マイクロHDMI 出力を搭載。NFC は非搭載。
付属バッテリーの持ちは、LCD オンで約360枚、LVF オンで約350枚。
本体大きさは幅124.9 x 高さ86.2 x 奥行77.4mm。重さは約360g(本体のみ)。ボディカラーはブラックのみ。付属するソフトウェアは PHOTOfunSTUDIO 9.7 PE および SILKYPIX Developer Studio 4.3 SE。
LUMIX DMC-G7 の発売日は6月25日。オープン価格。店頭予想価格はカメラ本体のみで8万4000円前後。高倍率ズームレンズ H-FS14140 が付属するレンズキット DMC-G7H は12万円前後の見込みです。