超高級カメラメーカー、ハッセルブラッドのデジタル一眼レフ『HV』が、約66%引きという強烈な割引率で販売されています。販売しているのは米国の大手カメラ・家電店であるB&H。日本からの注文もOKなショップです。

といっても定価が1万1998ドルのため、7999ドル引きでも実際の価格は3999ドル(原稿執筆時のB&H日本円価格では約49万3710円)。 と紹介すると、「これは元が高いから安く見えるだけという出オチでは」という声も出るでしょうが、実はこのモデル、構成を知っていると(これでも)お買い得度が意外と高いのです。続きではこのあたりの事情を紹介します。

HVは2014年2月に発表されたモデル。ソニーの35mmフルサイズセンサー搭載・Aマウント版一眼レフ『α99』をベースに、外装にチタンやアルミニウムといった高価な素材を採用し、シャッターボタンなどの重要操作ポイントとなる箇所には人造ルビーを埋め込んだデザイン。さらに本体表面のコーティングにはPVD(物理蒸着)法を採用するなど、耐久性や堅牢性、高級感を高めた位置づけです。

そしてポイントは、レンズセットである点。高価なモデルだけあり中途半端なレンズではなく、ソニーのAマウント用標準ズームとしては最高級となる、カールツァイス「バリオゾナーT* 2.8/24-70 ZA」が付属します。



お買い得度が意外と高いという理由は、まさにここ。B&Hでのα99本体は1998ドル、レンズも1998ドルで販売されており、実はこの3999ドルという価格、素のα99とレンズを足した価格とほぼ同額なのです。

ただし日本では、α99のボディは実売20万円前後、レンズも20万円前後と、これだけでは若干高価となります。これはソニー製品のドル円レートが直接換算よりかなり安価となることなどが理由。



ですが、さらにHVはオリジナルのカメラケースが付属します。これは外装に特殊レジン系樹脂『TTX01』を採用し、防塵防水。中には本体およびケーブル類、充電器のほか、タブレットやノートPCまでも収納可能な仕様。

同等素材のケースは安価なものでも実売2万円前後、実際は大きさからさらに高価と思われます。このあたりを考えると、α99との実質差額はプラス4~5万円程度と想定されます。また本体も、上述した本体の一部外装素材の違いなどから、HVのほうがコスト高です。



さらに付け加えるとすれば、ハッセルブラッドはもともと高級ブランドだけあり、日本ではこういった特価販売が非常に珍しい点も挙げられます。実際に日本でのHVは、シリアルナンバー入りの100台限定・120万円(税別)で販売され、なんと完売しています。

このあたりの事情を鑑みると、日本からの購入でも、それなり以上にお買い得という話も納得いただけるのではないでしょうか。
なおHVについての詳細は、発表時記事をご覧ください。

ハッセルブラッドがフルサイズ一眼「HV」発表。ソニーAマウント対応、税別120万円



ちなみにベースモデルとなったソニーα99は、発売は2012年10月と2年半ほど前ですが、モデルチェンジのウワサこそいくつか出ているもののまだ現役、かつαシリーズでは最上位モデルと位置づけられる機種です。

基本仕様も最上位機だけあり、たとえばイメージセンサーは2430万画素で、像面位相差AF対応。ファインダーは電子式で、XGA解像度の有機ELパネル採用。ボディ内蔵手ブレ補正機能も搭載。

一方で常用ISOは100から25600、動画の解像度はフルHD解像度までと、若干時代を感じさせるところこそありますが、総合的には十分に現行モデルとして通用する水準です。