自転車用の後方レーダーVaria Rearview Radar発表。後方140m内の自動車を警告

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2015年07月2日, 午後 03:50 in bicycle
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GPS 機器メーカーの Garmin が、自転車に取り付ける後方用レーダー「Varia Rearview Bike Radar」を発表しました。取り付けた自転車の後方約140m以内に接近する自動車などを感知し、ハンドル部に取り付けたユニットに表示します。
 


 Varia Rearview Bike Radar は、もともと南アフリカのスタートアップ企業 iKubu が開発したもの。iKubuは昨年9月、Backtracker の製品化資金を得るためにクラウドファンディングを利用したものの、その試みは失敗に終わっていました。

そこへ手を伸ばしたのがGarmin。Garminは、かつては車載用 GPS ナビなどを主力製品としていたものの、スマートフォンのカーナビアプリが高性能化していることもあり、最近はゴルフ用 GPS ウォッチや自転車用 GPS サイクルコンピューターなどに活路を見出しています。

Garmin は今年1月に Kubu の買収を発表しました。iKubuはGarmin の南アフリカ支社として再出発し、製品は名称を Rearview Bike Radar に変更し、Garminのサイクルコンピューター Edge シリーズとの連携機能を備えて市場に姿を見せることになりました。


Rearview Bike Radar の基本機能は、自転車の後方140m以内に接近する自動車などを感知し、サイクリストに知らせるというもの。自転車のハンドル部分に取り付けるヘッドユニットは、レーダー部からの信号を受信して後方からの接近を示す LED を点灯します。またレーダー部では赤色 LED が点滅し、後方へ自転車の存在を知らせる役割も担います。
 
レーダー部はGarminのサイクルコンピューターEdgeシリーズと連携することもできるため、単体でも販売されます。

Garmin Varia Rearview Bike Radar はヘッドユニットとのセットで299.99ドル。レーダー部単体では199ドル。発売は秋ごろの予定です。
ちなみに、Garmin は Varia シリーズとしてもう一つの新製品 Smart Bike Lights を発表しています。こちらは自転車用のヘッドライトとテールランプのセット。いずれも周囲の明るさによって自動的に点灯し、明るいところでは照度を落とし、暗いところでは明るくなるといった明度調節機能を備えます。また Garmin のサイクルコンピューター Edge シリーズと連携し、走行速度があがるにつれ遠方を照らすようになるといった機能も備えています。

価格はヘッドライト単体で199.99ドル、テールランプ単体で69.99ドル。両方セットで299.99ドル。セット版のみ、ライトを手動調整するリモコンが付属します。
 

日本では法改正により、この6月から自転車に対する取り締まりが強化されました。たとえば、自転車が車道を走行しなかった場合、悪質な交通違反として指導警告の対象となります。3年間のうち2回以上の指導警告を受けてしまうと、安全運転講習の受講が義務付けられます。

そうは言っても、大量に車が走る車道を自転車で走るのはかなり勇気がいるものです。このような場合、後方レーダーがあるだけであらかじめ道の端に寄るなど退避行動をとることもでき、不意にドカンとやられる心配も軽減できそうです。

日本でいま Rearview Bike Radar を発売すれば、タイミング的にそれなりの需要が見込めそうな気はします。ただ Garmin の国内正規代理店のひとつ「いいよねっと」に電話で問い合わせたところ「Rearview Bike Radar について、現時点では何も決まっていない」とのことでした。

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