キヤノンは、ミニプロジェクターC-5を8月上旬に発売します。

胸ポケットに収まるサイズを目指したというプロジェクターで、同社のプロジェクターとしては最も小さく軽い、携帯性重視の新ラインです。重量は約169gで、外形寸法は124×71×20mm。男性用スーツの胸ポケットに収まるサイズを目指したとのことです。

スマートフォンやタブレットなどの端末と接続し、自室や外出先の壁面や天井などを気軽にスクリーンとして使える点が売りです。



映像素子はDLP(1枚)で光源はLED。明るさ(光量)は50ルーメン。コントラスト比は800:1。光源寿命は約1万時間。解像度は入力/出力ともに640×480ドット。入力端子はミニHDMI。1Wのモノラルスピーカーとミニジャックを1つ搭載しています。

バッテリー駆動は最大3時間。モバイル端末との接続はマイクロUSBコネクタを用いていますが、プロジェクター側からの給電機能は非搭載です。

実売想定価格は2万9800円。カラーはディープブルーとシルバー。ビジネス用途を主眼に置いているということで、一般的な家電量販店などでは取り扱わず、今回はBtoB向けの販路を採用するとのことです。また、当初国内販売計画としては年3000台と少なめ。

C-5と同等のスペックかつ近いサイズで同価格帯の他社製品はいくつかありますが、カタログスペック上の連続稼働時間は60~90分が主流。最大3時間稼働という点が最も大きな特徴と言えます。

キヤノンとしては、ミニプロジェクターというカテゴリーの中で新たに製品をリリースする予定は今のところ未定とのことですが、それなりのクオリティで壁面に映像を投射できるプロジェクターを持ち運べることはなかなか魅力的です。例えば本機のように3時間駆動可能ならば映画1本分くらいは見られることになりますし、打ち合わせなどでもスマートフォンから直接資料や動画を見られるので、人によってはノートPCを持ち歩く必要がなくなるというメリットが考えられます。

キヤノンではデジタルカメラやフォトストレージなどにNFCを搭載しはじめているので、コストと折り合いがつけば無線接続可能なモデルの実現もありえそうです。なおキヤノンによれば、先のことについては、まず市場からの反応を見て決めたいとのことです。