ちょうど10年前、HD世代ゲーム機とUnreal Engine 3の威力を見せつけた『Gears of War』 のXbox Oneリマスター版 『Gears of War: Ultimate Edition』には、シリーズ全4作品のXbox 360版が期間限定のプレイ特典として提供されることが分かりました。

「最新世代機向けリマスター版で遊ぶと、リマスター元を含む過去作が旧機種版で貰える」といえば微妙な特典のようですが、Xbox One の後方互換機能により、シリーズ全4作がXbox One でも遊べるようになることがあわせて発表されています。




Gears Of War: Ultimate Edition (以下UE)は、マイクロソフトの看板ゲームのひとつ Gears of War シリーズ第一作、2006年に発売された初代『Gears of War』(Xbox 360) をXbox One向けにリマスターした作品。

Unreal Engine 3の威力で衆目を驚かせたオリジナルを尊重しつつ、グラフィックが新規モデルやテクスチャ、シェーダと1080p解像度でリマスターされるほか、マルチプレイ部分はシリーズ最新作までの改善を取り入れて快適に現代化されることが売りです。


もうひとつの看板 Halo シリーズではシリーズ最新作 Halo 5 を今年秋に控えて、シリーズを振り返り世代をつなぐ目的のリマスター&リメイク版 Halo: The Master Chief Collection (以下MCC)が場つなぎに投入されました。

Halo: MCC では過去4作品+外伝1作品を程度の差はあれXbox Oneに移植しましたが、Gears of War 振り返り企画では原点である初代だけをリマスター&グレードアップしつつ、後方互換とデジタル特典の合わせ技で全作品をXbox Oneで遊べるようにした仕掛けです。



特典を入手する方法は、米国では発売から年末までのあいだに、Xbox Liveに接続したXbox One本体でUEを遊ぶこと。MCCでオマケのHalo 3: ODSTが貰えた条件と似たような形式です。一定期間内にLIVEに接続する制限があるため、ただ買って放置するだけではもらえなくなります。

特典入手の条件を満たした場合、Xbox Oneの後方互換性機能が正式に導入される今年秋以降、自分のアカウントの所有デジタルゲームライブラリにXbox 360版 Gears of War, Gears of War 2, Gears of War 3, Gears of War: Judgement が並びダウンロードできるようになります。

ゲームの中身は、当然ながらXbox 360版そのもの。ですがXbox Oneで遊べば、Xbox 360になかったスクリーンショットの撮影、ゲーム録画、プレイ動画配信などの機能が使えます。またXbox 360との対戦にも対応します。


リマスター版Gears of War 改良点といえば、シネマティックの作り直し、PC版限定だった追加ステージや追加マップを含む全マップ・全DLC対応、対戦モードの60fps、動きや操作系の現代化、専用サーバ、マッチメイキングの改良、3準拠ルールのモード追加などなど。キャンペーンは三部作完結から振り返って開発されたため、続編で後付けされた『歴戦の勇士』が1にもさりげなく登場していたり、3のキャラクターがマルチプレイで使えるといった点もあります。

リメイクと後方互換による復活を経て、シリーズの最新作 Gears of War 4 が発売されるのは来年2016年末の予定。


なお日本国内向けには Gears of War 4は発売予定とされているものの、今回のリマスター作 Ultimate Edition については、北米発売まで3週間ほどの現在もアナウンスがありません。なかなか残念な状況ではありますが、後方互換はディスク版やダウンロード版で持っていた360版シリーズ作品も対象になります。仮にUEが国内で発売されなかったとしても、Xbox 360版のシリーズ作品をXbox Oneの互換機能で遊ぶことはできるようになりそうです。(さらに後方互換でも国内版は非対応の可能性も否定はできませんが)