8月5日21時(日本時間)、Skylakeと呼んでいた第6世代Core iプロセッサをIntelが発表しました。運良く「Core i5-6600K」と新型チップセットIntel Z170 Expressを搭載したゲーミングマザーボード「MSI Z170A GAMING M5」を試用できましたので、ハードウェア編とソフトウェア編の2回に分けて紹介します。ただし今回試用するプロセッサは、エンジニアリングサンプルとなります。あらかじめご了承ください。

ソケットはLGA1151

SkylakeはノートPC用やデスクトップ用などいろいろなSKUがあります。今回発表したのは、その中でパワーユーザー向けのSkylake-S。「Core i7-6700K」と「Core i5-6600K」の2つです。末尾にKが付くので、オーバークロック対応となります。

プロセッサの基本部分に加え、内蔵グラフィックスも「Intel HD Graphics 530」へと強化しました。また、チップセット側での対応ですが、USB 3.1などが標準で使えるようになるのもメリットです。

ただBroadwellなどこれまでのソケットはLGA1150でしたが、SkylakeはLGA1151となり、互換性がありません。またメモリも(DDR3Lにも対応していますがマザーボードの設計に依存)主にDDR3からDDR4へ変わりますので使い回しができません。唯一互換性のあるのはCPUクーラー程度でしょうか。この関係から仮に旧マシンからアップグレードする場合、それなりのコストがかかります。

今回試用するのは「Core i5-6600K」です。4コア4スレッド、クロックは3.5GHzから最大3.9GHz、キャッシュはL3が6MB。TDPは91W。今時のプロセッサでTDP 91Wは省エネではありませんが、オーバークロックの最大値を見越してのことでしょう。



Intel Core i5-6600K(左)、LGA1151ソケット(右)

Skylakeと組み合わせて試用したマザーボードは、MSI「Z170A GAMING M5」です。このZ170Aシリーズは「Z170A GAMING M7」「Z170A GAMING M5」「Z170A GAMING PRO」「Z170A KRAIT GAMING」の4種類あります。

上位モデルである「Z170A GAMING M7」との違いは、Phaseが13か12、BIOS Flashback+の有無、Gaming HotkeyとGame Boostがハードウェアかソフトウェアかが主な部分となります。



「MSI Z170A GAMING M5」パッケージ表(左)、裏(右)

製品のネーミングからも分かるように、搭載しているチップセットは、オーバークロックに対応した「Intel Z170 Express」です。付属のマニュアルによると、メモリはDDR4 3600(OC)、3200(OC)、3000(OC)、2800(OC)、2600(OC)MHzの作動となります(非OC時は2400と2133MHz)。



マザーボード表(左)、裏(右)

「Z170A GAMING M5」は、メモリスロット4/最大64GB、3x PCIe 3.0 x16、4x PCIe 3.0 x1、6x SATA 6Gb/s、2x M.2、USB 3.1 Gen2などに対応しています。もちろんマルチGPU、AMDのCrossFire(3Way)、NVIDIAのSLI(2Way)も使用可能です。



左から、PS/2、USB 2.0×2、DVI-D、USB 3.1 Gen2、USB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.0 Gen1×2、HDMI、LAN、USB 3.1 Gen1×2、Audio Ports+Optical S/PDIF-Out

リアパネルにあるDVI-Dは最大1920×1200@60Hz。HDMIは最大4096×2160@24Hz / 2560×1600@60Hz対応です。中央付近にあるUSB 3.1 Gen2/USB 3.1 Gen2 Type-Cのコネクタがポイントでしょう。



このマザーボードの特徴的な「GAMING LAN」(左)と、「AUDIO BOOST 3」(右)

「GAMING LAN」は、LANコントローラーに「Killer E2400」を採用。Windowsのネットワーク処理をオフロード(肩代わり)することによって、CPU負荷やネットワークの遅延を低減させることができます。

「AUDIO BOOST 3」は、「ALC1150」をシールド保護、ニチコン(写真でGold)のコンデンサを使用、オーディオ回路をPCBから分離、オペアンプ(写真手前2つのIC)によるライン駆動など、音質にも拘っています。



2本のPCIe x16は、ノイズや強度対策でシールドされたコネクタを採用(左)、M.2スロット(右)



マニュアルやドライバCDなど付属品一式

マニュアル、ドライバCD、バックパネル、SATAケーブルはもちろん、エンブレム付きなのがゲーミングマザーボードと言ったところでしょうか。



別途用意した8GB/DDR4-2133MHz×2(左)、OCZ ARC 100/480GB(右)

ソフトウェア編では、これらのパーツを使ってWindows 10を動かし、ベンチマークテスト中心にご紹介する予定です。