グリーンハウスから400MB/秒のUSB 3.0メモリPicoDrive DX3、超高速でコンパクト

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2015年08月18日, 午前 09:31 in greenhouse
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業務用PCメモリやフラッシュメモリ製品で知られるグリーンハウスが、高速USB3.0メモリ『PicoDrive DX3』シリーズを発表しました。発売は8月下旬。容量は128GBと256GBの2種類です。

特徴はUSB 3.0メモリとしても非常に高速な点。公称速度は連続リードが400MB/秒、連続ライトは250MB/秒。とくに連続リードはUSB 3.0メモリとしては最速となるCorsairの『Flash Voyager GTX』が持つ450MB/秒に次ぐものです。

そして隠れた特徴は、本体の大きさ。標準的速度のUSBメモリとほぼ同等であり、Flash Voyager GTXやその他の超高速タイプと比べると、かなりコンパクトなのがポイントです(詳しくは続きで紹介します)。



これだけの速度を実現したポイントとしては、高速なMLC(1セルあたり2ビット記録)タイプのフラッシュメモリチップを同時2チャンネルアクセスで使う点、そして速度を大きく支配するコントローラチップを最新世代とした点が挙げられています。

MLCタイプのフラッシュメモリは、廉価タイプで一般的なTLC(1セルあたり3ビット記録)タイプと比べて書き換え回数の点でも有利なため、信頼性に優れる点も特徴。同程度の回路規模で比べると容量はTLCの半分となるため高価にはなるものの、高級なメモリカードやUSBメモリでは多く採用されています。

さて、冒頭でも紹介しましたが、本機の隠れた特徴は本体の小ささです。実情に即して言えば「大柄な超高速USBにあって、一般的なUSBメモリ同等の大きさを実現した」という表現になります。



本機の実際の大きさは、横長置きの状態で55.8×18.0×9.0mm(長さ×幅×厚さ)、重量は約30g。対してFlash Voyager GTX(上写真)は重量こそ約30gと同等ですが、大きさは78×28×8mm。とくに幅は見てのとおりUSB(タイプA)コネクタより一回り大きいため、装着するポートや他の機器との兼ね合いによっては物理的に装着不可能という場合もありました。詳細は発表時記事を参照ください。

Corsairが高速USBメモリFlash Voyager GTXを発売、リード最高450MB/秒で128GB版130ドル



もう一つのライバルとなりそうな製品は、超高速タイプの定番となっているサンディスクの『Extreme PRO USB 3.0』でしょう(上写真)。こちらは連続リード260MB/秒、連続ライト240MB/秒。リード速度は大きく落ちますが、ライト速度は互角です(こちらも詳しくは発表時記事を参照ください)。

サンディスクから最速USB 3.0メモリExtreme PRO USB 3.0、ライト240MB/秒のキャップ収納型

こちらの本体サイズは71×21×11mmで、重量は17g。重さは本機が負けますが、本体サイズは一回り小さいことがおわかりいただけるでしょう。



とくにポイントとなるのが、幅が18mmと一般的なUSBメモリの範疇を超えないサイズに収まっていること。常時USBメモリを使っているユーザーであれば、実際の取り回しの上ではこの差が地味に効いてくることがおわかりいただけると思います。

なお、重量が重めなのは、外装に亜鉛ダイキャストを採用している点によるもの。メーカーは重厚感をアピールしますが、ポケットやカバンの中で揉まれても十分であろう強度も確保されているため、安心感もあります。



PicoDrive DX3はこのように、現状のUSBメモリとしても特筆すべき速度と、使い勝手の面で重要な本体の小ささをバランスよく両立したモデルと呼べそうな製品です。現状ではランダムアクセス速度や価格のデータがない点が気に掛かりますが、もしそのあたりもバランスが良ければ、超高速タイプUSBメモリの新定番も狙えるだけの存在となりそうです。
 

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