エプソンからWiDiとMilacast対応家庭用プロジェクター『EH-TW5350』、コントラストは前モデル2倍以上に向上

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2015年08月20日, 午後 07:49 in eh-tw5350
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エプソンが、家庭(ホームシアター)向けプロジェクター『EH-TW5350S』『EH-TW5350』の2モデルを発表しました。発売日は8月27日、予想市場価格は5350S(80型スクリーン付き)が11万円前後、TW5350が10万5000円前後です。

特徴は明るさやコントラスト比率の向上と、ワイヤレス接続仕様への対応です。明るさは2200lm(ルーメン)、コントラスト比は最大3万5000対1とこのクラスでは高いレベル。前機種にあたるEH-TW5200が2000lm、1万5000対1だったため、とくにコントラスト比は大きく向上しました。

ワイヤレス接続に関しては専用アプリでの接続やMiracast(ミラキャスト)のみならず、インテルが推すWiDi(ワイダイ)にも対応。さらに音声はBluetooth経由での外部スピーカーやヘッドホン出力にも対応するなど、柔軟性の高い接続が可能です。




主な特徴となる基本性能の向上は、光学系の部品の改良によるもの。明るさに関しては、搭載ランプの改良に起因します。エプソン製プロジェクターは明るさ測定で使われる白色だけでなく、カラーの明るさの重要性をアピールし続けていますが、本機のカラー明るさも2200lmもキープします。

一方コントラスト比の改良は、閉じた際の光漏れを減少させた新形状のアイリス(絞り)によるものです。



また内蔵の画像処理エンジンの機能も拡張され、『イメージ強調』という設定項目が新しく増加。これはディテール強調とノイズリダクションを組み合わせた設定で、映像のノイズを抑えつつ、ノイズリダクションだけでは失われる詳細部の解像度を高める機能。

また、動きの速い場面でのブレを抑える『フレーム補間機能』も新搭載。テレビにおける(いわゆる)倍速駆動的な動作により、滑らかさを向上させます。これは他社製品でもより高級なモデルでしか採用例がないため、隠れた目玉的機能と呼べそうです。



解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、パネルは透過型液晶×3枚。従来モデル同様に、エプソンが得意とする低温ポリシリコン(LTPS)タイプパネルと、色の三原色(RGB)ごとにパネルを分けた3CCD方式を採用します。

スクリーンの大きさと投射距離は前モデルと同様、約2.7mの距離から100インチのスクリーンがカバー可能な単焦点タイプ。比較的狭い箇所でも大画面が使える設計です。

さらにエプソン製プロジェクターが得意とする台形補正機能(スクリーンに対して斜めに本体を置いた際に画面を補正する機能)も充実。自動補正機能『ピタッと補正』に加え、縦、横の双方の手動補正機能も搭載。



また、Bluetooth接続の液晶シャッター式3Dメガネと組み合わせた3D表示にも対応(ただし3Dメガネは別売り)。新機能として2D映像を本機の内蔵画像処理エンジンで3D映像に変換する「2D 3D変換」を搭載しました。

エプソンの3Dプロジェクターで評価の高いBright 3D Driveも、もちろん採用します。これは本来必要とされる240Hzの倍速となる480Hz駆動することで、3D表示のクリア感を高める技術です。



ワイヤレス接続に関しては、冒頭で紹介したようにインテルWiDiやMiracastによるミラーリング表示に加え、iOSとAndroid用アプリ『Epson iProjection』による写真やドキュメントの表示が可能。
とくにインテルのWiDiは、Ultrabookと呼ばれていたいわゆる薄型ノートPCなどでは搭載モデルが多いのに対して、ディスプレイ側の採用は進んでいなかった規格。家庭用プロジェクターの主力モデルで搭載されたのはトピックとなりそうです。

またHDMI入力の1基はMHL対応なので、MHL対応スマホやタブレットであれば、有線接続もマイクロUSB-HDMIケーブル1本で可能です。



本体サイズは297×245×114mm(幅×奥行き×厚さ)のコンパクトサイズで、重量は約3.1kg。接続端子はHDMI×2(うち1基はMHL対応)、コンポーネント入力、D-Sub15ピン(VGA)、音声入力2系統(RCAピンとステレオミニ)、USB。VGAをキープしているあたりがビジネスプロジェクターを得意とするエプソンらしいところでしょう。





なおエプソンが行った発表会では、本機を含めた家庭用プロジェクターの主力モデルの視聴も実施。中でも光源としてレーザーを使用し、4K解像度相当(0.5画素ずらしを使用)の表示が可能なハイエンド機『EH-LS10000』は会場入り口に展示。その鮮明な画質で、奥側の展示となった本機以上の注目を浴びていました。



本機は、従来機より基本性能や画質を高めつつ、柔軟なワイヤレス接続にも対応するなど、家庭で使う際の使い勝手を高めたモデルに仕上がっています。

前機種にあたるEH-TW5200は2013年8月発売ですが、フルHDで実売10万円前後とコストパフォーマンスが良かったことから、常に売れ筋ランキング上位に入る定番モデルでした。本機の画質と機能強化を見るにつけ、この評価を受け継ぐことはほぼ間違いなさそうです。
 
 

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