ポラロイドは、ZINKプリンタ内蔵デジタルカメラ Polaroid Snapを発表しました。

インスタントカメラ風の使用感が特徴のデジタルポラロイドカメラの最新モデル。従来機種のZ2300よりも本体が薄く、背面液晶は非搭載になりました。

本体上部にポップアップ式のファインダーを備え、撮った写真はすぐに出力されるという、デジタルでも昔ながらの使い方の製品です。


ZINKペーパーは、用紙表面にコーティングしたシアン、イエロー、マゼンタの染料結晶層を発熱によって発色させる感熱式の写真紙。本体背面の蓋を開けて直接給紙する方法を採用しており、デジタルカメラにはメモリーカードを抜き差しする、あるいは無線で飛ばすのが当たり前な今となっては、むしろ新鮮なアナログ感があります。

機能としては、10秒固定のセルフタイマーやカラーモード選択、プリント作業中にも写真を撮れるクイックプリント機能などを備えています。このうちカラーモード選択では、カラー、モノクロ、ビンテージ風(褪色)の3つが選択可能。イメージセンサーの画素数は1000万画素。MicroSDカードスロットを備え、デジタルファイルもちゃんと取り出せます。

発売時期は2015年第4四半期。価格は99ドル。日本での発売はアナウンスされていません。

銀塩カメラが主流だった時代、"写真を撮ってすぐ見せる"というアクションは、インスタントカメラだけが実現できたコミュニケーションの形でした。今ではスマートフォンやデジタルカメラでデータとしての写真をやりとりできますが、紙焼きの写真をやりとりすることはできません。本機の特徴は、デジタルカメラでありながら、かつてのインスタントカメラと同じように、枚数に制限をつけた運用ができる点でしょう。

SNSにアップするような写真をわざわざプリントすることも少なくなりましたが、本機を使うことで、写真プリントの価値を見直すいい機会になるかもしれません。問題は、日本ではZINKフォトペーパーがあまり流通していないことです。