Xbox One『Halo 5: Guardians』開発者インタビュー(後編)。シリーズ監督フランク・オコナーが語るHaloの将来。VR版Haloは?

Shinichi Yamoto
Shinichi Yamoto
2015年09月15日, 午前 07:09 in halo
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2015年9月11日、東京都の日本マイクロソフトにおいて、『Halo 5: Guardians』の合同取材および体験会が行われました。

同作を開発した343 Industriesより、「Halo」フランチャイズ デベロップメント ディレクターのFrank O'Connor 氏、そして『5』のデザイン ディレクターであるBrad Welch氏が来日したので、気になるところを色々と聞いてみました。インタビューの後編をお届けします。


インタビュー前半はこちらをどうぞ。

Xbox One『Halo 5: Guardians』責任者フランク・オコナー氏に聞く(前編)。5はCO-OPも魅力


キャンペーンの見どころ。謎の悪役『ウォーデン・エターナル』

O'Connor氏:キャンペーンを遊ぶ上では、謎めいた敵であるウォーデン エターナルも見所の一つです。
ゲームの悪役(ヴィラン)は、小説や映画のそれとは少し違った特質を求められます。つまり「コイツと戦って倒したい!」と思わせるキャラクターでなければならないんですが、そうした意味ではウォーデン エターナルは私のお気に入りの悪役です。

彼はとてもユニークなキャラクターで、人格は一つですが複数の身体を持っており、影分身のようにそれらを同時に起動することも、身体から身体へ渡り歩くこともできます。面白いストーリー展開を生み出してくれますし、戦うべき敵としても厄介ですね。

物語の終盤では、彼がなぜ戦いに身を投じたのかといった部分も明かされていきますよ。

マルチプレーヤーの進化


ゲームとしての面白さとドラマ性を兼ね備えた悪役というわけですね。では、マルチプレイヤーモードにおいて「スラスター」「クライマー」「グランド パウンド」といった新アクションを追加した理由はどういったものですか?


Welch氏:これまでの『4』や『Reach』では、「アーマーアビリティ」という選択式の特殊能力が用意されていました。「ホログラム」や「ジェットパック」など、様々な特殊能力の中からプレイヤーが選んだものを使えたわけです。
しかし、今回は全員に同じ特殊能力を持たせ、戦局の中でこれを選んでいくという遊び方をして欲しかったんですね。

昨年末にマルチプレイヤーベータテストを行っていますが、こうした新アクションに対するプレイヤーからの反応は?

Welch氏:反応は大変にポジティブなもので、開発チームとしても嬉しく思っています。
色々なフィードバックを頂きましたので、これに基づいて「グランド パウンド」に使うボタンを近接攻撃や「スパルタンチャージ」で使うRBと統合するなどの改良を加えました。



『5』ではe-sports的な側面も意識した開発が進められたとのことですが。

Welch氏:弊社には元プロゲーマーのスタッフたちが在籍していまして、彼らからマップや武器など様々な側面からのフィードバックをもらうことでゲームを改良してきました。

『5』が発売されましたらキャンペーンのストーリーを楽しむのはもちろん、マルチプレイヤーモードにもどんどん参加して欲しいですね。

HoloLens、VR Haloの可能性は?


少し話題は変わるのですが、E3ではHoloLensを使った印象的なアトラクションを展開されていましたね。来場者の反応はどういったものがありましたか?



O'Connor氏:HoloLensで「Halo」世界を再現したことに感銘を受けられた方が多かったですね。元々「Halo」ではゲーム内でホログラム的表現を多く使っていたため、HoloLensとの親和性も高かったと思います。アトラクションの3D映像にもゲーム内のモデルを使うなど、HoloLensチームとも緊密に連携を取りながら作業を進めました。

将来的にHoloLensやVRデバイスに対応した「Halo」を作りたいと思われますか?

O'Connor氏:現在そうしたプロジェクトは動いていませんが、HoloLensで「Halo」をプレイできれば面白いと思います。「Halo」そのものがプラットフォームを選ばない展開をしていますので、可能性がないわけではないでしょうね。

私は常々、VRとARという技術は非常に興味深いものであると考えているんです。これらは競合するものではなく、お互いに補完し合いながら展開していくものではないでしょうか。ゲームの世界ではVRやMRは普遍的な技術になっていくでしょうね。FPSならヘルメット状のVRデバイスを使うのもいいでしょうし、HoloLens はRTSやMOBAとも親和性が高いと思います。

Haloユニバースの未来


Windows10の会話型アシスタントや標準ブラウザに「Cortana(コルタナ)」や「Spartan(スパルタン)」といった「Halo」シリーズ由来の名前が使われるなど、広がり続ける「Halo」ユニバースですが、今後はどういった展開を見せていくのでしょう?

O'Connor氏:どうなるかは私次第ですね(笑)。冗談はさておき、マイクロソフトとの協業がスタートしたとき、この会社の素晴らしい製品とリンクすることでもっと凄いことができるのではないかと期待したことを覚えています。その良い例が「Cortana」や、E3におけるHoloLensを使ったアトラクションですね。マイクロソフトのような大企業が私たちの持つ力やアイデアを継承することにより、さらにクールなものが生まれていくというわけです。

既にスティーブン・スピルバーグ監督によるテレビドラマをはじめとした大型プロジェクトがいくつか動いていますが、「Halo」ユニバースの中心にあるのは常にゲーム。ゲームを中核として、素晴らしい経験を作り上げていきます。

本日はありがとうございました。

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