考えるな、感じろ——TGS2015で体験必須のVRコンテンツはこれだ!

Fumio Kurokawa
Fumio Kurokawa, @ku6kawa230
2015年09月18日, 午後 03:00 in hatsune miku
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プロジェクトモーフィアス

こんにちは、メディアコンテンツ研究家の黒川文雄です。

さて9月17日、東京ゲームショウ2015(以下TGS)が開幕しました(18日はビジネスデー、19日と20日は一般公開日)。主催者のCESAによれば2015年度は37の国と地域から過去最多の480の企業と団体(国内234社、海外246社)が出展しました(前年比15%増)。

今回の見どころはやはり注目のヴァーチャルリアリティ(以下VR)でしょう。開催に先駆けて15日にソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)もプレスカンファレンスを実施。コードネーム" Project Morpheus (以下プロジェクトモーフィアス)"が正式名称「PlayStation VR」になったことも発表し、役者はそろったと言えます。

この記事では、TGSに出展した数多くのVRコンテンツのなかで体験必須なものをご紹介します。

「PlayStation VR」の体験すべきVRは

今回の出展コンテンツは10タイトル(PlayStation VR 出展コンテンツ一覧)。その中でも会場で体験してほしいものをピックアップしておきましょう。まずはアニメとVRを融合させた「アクエリオン・EVOL」。パイロットとしての操作はできないものの、アニメコンテンツとの素晴らしいマッチングは今後の展開が大変期待できるものに仕上がっています。

続いては「JOYSOUND VR」。単なるアイドルライブものと言うなかれ、名古屋を中心に活躍するアイドルグループのライブを壇上からグループと一緒に体感するというもので、妙に高揚感を感じるのは画面の切り替えやグループのダンス演出とのシンクロの良さによるものでしょう。

そして、すでに国内VR代名詞とも言えるバンダイナムコの原田氏プロデュースのコンテンツ「サマーレッスン」(E3バージョン)は外せません。

日本家屋に金髪の女子とのコミュニケーションというギャップとキャラクターの距離感が絶妙の体験をもたらす仕上がりになっています。その他にも、ミニチュアワールドの贅を尽くしたVR世界観の「The PlayRoom VR」、VRとの相性の良い初音ミク「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO」、「真・三國無双7 VR DEMO」のVR無双ぶりも体験してほしいと思います。

VRに最適化!? VRお化け屋敷「KITCHEN」

そしてPlayStation VRコンテンツの中で、これだけは絶対に体験してほしいものが、カプコンの「KITCHEN(キッチン)」です。

KITCHEN

「バイオハザード」シリーズをほうふつとさせるホラータッチのVRコンテンツ。血まみれのキッチンに横たわる傷だらけの男、プレイヤー自身を見ると椅子に縛り付けられており、手首はワイヤロープで緊縛。傷だらけの男性が起き上がり、包丁を手にプレイヤーのワイヤロープを切断しようとすると......。

ここから先は体験してもらうしかありません。これぞVRホラーの真骨頂であり、カプコンならでは「バイオ」シリーズで培った恐怖の法則をふんだんに活かした内容です。VRヘッドマウントディスプレイが生み出す、外部と遮断した空間と遮音した環境が最恐のVR体験を演出してくれます。

Oculus Riftの共闘と一般化へ

オキュラス

一方のVRの雄がOculusです。SCEワールドワイド・スタジオの吉田修平プレジデント曰く「Oculusとプロジェクトモーフィアスは『共闘関係』にある」という名言がありましたが、まさにVRの一般化への貢献度は非常に高いと言えます。

こちらも、SCE同様に体験ブースごとに仕切られて、任意のコンテンツを選んで体験が可能です。私は「AirMech」というコンテンツを体験しました。

キャラクターはロボットとヘリコプターにトランスフォーム(変形)が可能な仕様になっており、対戦するスタイルに応じて地上戦と空中戦での攻防が可能なリアルタイム・ストラテジー・ジオラマ・タイプのVRゲームです。360度に気を配り、配置と攻撃をどのように行うかというVR的なダイナミズムを強く感じるコンテンツです。

Production I.Gブースで究極の"攻殻機動隊"

IG

それはTGS初出展となるProduction I.Gである。アニメ制作会社がなぜ? と思われそうですが、想像を超えるVRクオリティを体感しました。

コンテンツは、年末リリース予定の「攻殻機動隊 新劇場版 VIRTUAL REALITY DIVER」の予告編で、映画「攻殻機動隊 新劇場版」をベースにしたスマートフォン用VR映像コンテンツです。今回はドーム型シアターでの体験で、映像の緻密さや演出が抜きんでて素晴らしい仕上がり。実際にはVRゴーグルで体験することになりそうですが、素晴らしい没入感を体験できるでしょう。

ここまでのコンテンツを見せられてしまうと体験者の身も心もVRへの期待値がアガるに間違いありません。さらにはPlayStation 4が10月1日より3万4980円(税別、従来比5000円値下げ)となることも「PlayStation VR」への追い風になるでしょう。

「できないことが、できるって、最高だ。」

このキャッチコピーが実感できる日も近いようです。考えるな、感じるのです。


黒川文雄
黒川文雄(くろかわ・ふみお):1960年、東京都生まれ。音楽ビジネスやギャガにて映画・映像ビジネスを経て、セガ、デジキューブ、コナミデジタルエンタテインメントにてゲームソフトビジネス、デックス、NHNJapanにてオンラインゲームコンテンツ、そしてブシロードにてカードゲームビジネスなどに携わり、エンタテインメントビジネスとコンテンツの表と裏を知りつくすメディアコンテンツ研究家。顧問多数。コラム執筆家。黒川メディアコンテンツ研究所・所長。黒川塾主宰。株式会社ジェミニエンタテインメント 代表取締役「ANA747 FOREVER」「ATARI GAMEOVER」(映像作品)、「アルテイル」「円環のパンデミカ」他コンテンツプロデュース作多数。
 
 

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