iPhone 6s、6s Plusから値上げとなったAppleCare+と、各キャリアの保証サービスを徹底比較

いーじま (Norihisa Iijima)
いーじま (Norihisa Iijima), @WipeOut2008
2015年09月21日, 午前 10:00 in Apple
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いよいよ今週金曜日に迫ったiPhone 6sの発売。心待ちにしている方も多いことでしょう。iPhoneを購入する際、標準の保証より手厚いサポートを受けられる「AppleCare+ for iPhone」に加入している方が多いかと思います。しかし従来に比べてiPhone 6s、iPhone 6s Plusの利用料がかなり上がっています。果たして今回も加入したほうがベストなのでしょうか?

まずAppleCare+ for iPhoneとはどんなサービスなのかおさらいしましょう。iPhoneを購入すると、製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償電話サポートがもれなくついています。自然故障、たとえば通常の使い方をしていたのにボタン類の反応が鈍くなったとか、動作がおかしくなったなどといった場合は、1年以内なら無償で修理(交換)してくれます。また、バッテリーが80%未満しか発揮できなくなった場合も無償交換対象です。

これに対して、AppleCare+ for iPhoneに加入すると、保証と無償電話サポートが2年間に延長されます。さらに、過失や事故による損傷、たとえば落として画面が破損したり、水濡れが原因で壊れてしまっリした場合は、2年間の間に2回だけ一定のサービス料を支払えば修理(交換)してくれます。また、付属品のイヤフォンやアクセサリも保証の対象になったり、Apple指定の宅配業者によるピックアップ&デリバリー修理サービスや持ち込み修理ならその場で修理(交換)してくれたりと、いろいろな特典もついてくるのが加入するメリットです。

AppleCare+ for iPhoneの料金はiPhone 6やそれ以前の機種だと1万3824円(税込)。これがiPhone 6s、iPhone 6s Plusだと1万5984円(税込)と2000円ほど値段が上がってしまいました。さらに、過失や事故によって損傷した場合のサービス料が、iPhone 6以前の機種が1回につき7800円(税込)だったのが、iPhone 6s、iPhone 6s Plusだと1回につき1万1800円(税込)と4000円も値上がりしてしまいました。サービス自体の内容は変わっていないだけに、これはちょっと大きいですね。

では、値段は上がってしまいましたがAppleCare+ for iPhoneに加入したほうがよいのでしょうか? 幾つかのケースを考えて検証してみましょう。まず画面を破損してしまった場合、未加入と加入、1回と2回でかかる金額を比較してみました。表内の金額はすべて税込です。


上記の表のとおり、iPhone 6sもiPhone 6s Plusも、画面破損による修理では加入しないほうが安上がりになります。これは金額差は違いますがiPhone 6のときでも同じです。続いて画面だけでなく本体自体が損傷してしまった場合を比較してみましょう。


こちらのほうは上記の表のとおり、圧倒的にAppleCare+ for iPhoneに加入していたほうが安くすみます。落下しての画面損傷は、意外と本体が歪んだりして本体損傷扱いになる場合もあるため、加入していたほうが安心かもしれません。また未加入だと修理に1週間要するので、その間使えないという心配も出てきます。

さて、AppleCare+ for iPhoneのサービスについて注目してきましたが、各キャリアでもサポートサービスが用意されています。実はこちらについても従来機種より料金が上がっていますが、AppleCare+ for iPhoneとは違ったサービスを受けられるので、今一度、各キャリアのサービスについても比較していきましょう。

まずはソフトバンクから。従来のあんしん保証パック(i)に変わり「あんしん保証パック(i)プラス」が登場。月額702円で故障や破損、水濡れやバッテリー交換などで支払った修理代金(税抜価格)を、毎月の携帯電話請求料金から還元するサービスです。修理はAppleが行っているピックアップ&デリバリー修理サービスやAppleストアへ直接依頼し、その請求書などを元に還元する仕組みです。機種ごとに割引率(上限あり)が設定され、現状ではiPhone 6sや6s Plusの割引率が公開されていませんが、iPhone 6のときは87%、iPhone 6 Plusのときは90%でした。割引率が高いので全損したときでも修理費が安く抑えられるのが特徴です。さらに盗難や紛失したときは、会員価格で同一機種が指定機種に機種変更できます。従来のサービスと違う点は、iPhoneやその周辺機器にいたるまで何でも相談できる「ケータイなんでもサポート」が加わり、そのぶん月額料金が540円(税込)から値上がりしています。



次にauは「auスマートパス」の会員になることで、修理代金をサポートしてくれます。月額料金は401円(税込)で、水濡れや破損、全損に対して、1回あたり最大1万円(税込)、2年間で2回までサポートしてくれます。たとえばiPhone 6sの画面破損だったら、修理費が1万5984円なので、差額の5984円が負担額になります(auスマートパスの利用料は加味せず)。こちらは従来機種のiPhone 6や6 Plusだと1回あたり最大7800円(税込)だったので、修理費が値上げしたぶん手厚くなっています。ただし、保証期間が過ぎた自然故障に対しては保証されません。auスマートパスのサービスは、修理代金サポートのほかに、各種クーポンサービスや50GBのデータ預かりサービスなどが利用できるので、軽微な破損ならお得感は高いでしょう。また、AppleCare+ for iPhoneと合わせた紛失補償オプション(i)で、紛失や盗難に対する再購入補償金2万4999円(税込)がもらえるサービスも用意されています。月額料金は812円(税込・初回のみ税込1212円の24回払い。AppleCare+ for iPhoneの料金含む)になります。



最後はドコモ。「ケータイ補償サービス for iPhone」は月額810円(税込)で、故障や水濡れ、破損、全損、紛失、盗難とメーカー保証期間を超えたときの自然故障に対応してくれるサービスです。修理時にかかるサービス料は1回につき1万1880円(税込)で1年間に2回までサポートを受けられます。従来のiPhone 6や6Plusのときは月額648円(税込)でサービス料は8100円(税込)でしたので、値段は上がっております。修理を依頼する場合は、電話やMy docomoのサイトから連絡すれば、1~2日で交換機種が送られ、壊れた機種は10日以内にドコモへ送付する仕組みなので、手続きがラクです。ドコモプレミアクラブの会員であることが条件ですが、会費は無料なので追加料金は発生しません。



各キャリアのサービス内容を表にしてみました。
こうしてみると、2年間使い続けたとしてもソフトバンク以外はAppleCare+ for iPhoneよりキャリアのサービスのほうが安くすみます。しかも月額払いなので、2年未満なら更に安くなります。2年間支払うと若干高いソフトバンクですが、保証対象外の破損や水濡れによる故障など修理代がかさんだりした場合の負担額が安くすみ、紛失・盗難にも対応しているので、故障や紛失した場合はかなりお得かもしれません。またドコモはAppleCare+ for iPhoneと同等の料金でさらに紛失・盗難もサポートした、いいどこ取りなサービスといえます。

携帯電話のサービスや料金はかなり複雑でパッと見ではどれがよいのか分かりかねることがよくあります。今回のケースもメーカーとキャリアとでサービスが展開され、入るべきか、入るならどちらにするべきか悩むことでしょう。1年間で買い換えるし大事に使うから壊れる心配はないという自信があるなら入らなくても構いません。でもちょっとでも不安、特によく落とす人や水没経験者、盗難・紛失が心配ならキャリアのサービスに入るほうがいいのではないでしょうか。
 
 
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関連キーワード: Apple, apple care +, applecare, iphone6s, iPhone6SPlus, support
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