CPU特許侵害でアップルに約280億円の賠償金支払い命令。iPhone 6s / Plus / iPad Pro のCPUも同特許で訴訟に

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2015年10月17日, 午前 11:30 in A7Cpu
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アップルが、A7 / A8 系プロセッサーにおいてウィスコンシン大が開発した CPU の処理効率化特許を侵害したとする訴訟で、裁判所はアップルに対し2億3400万ドル(約280億円)の支払いを命じました。当初予想されていた額よりは小さいものの、アップルは上訴も検討するとしています。

A7 / A8 系プロセッサーは iPhone 5S、iPhone 6 / 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2、Apple TV(第4世代)が搭載しています。
 

 当初ロイターなどは最高8億ドルの賠償になる可能性を伝えていましたが、訴えをおこした米ウィスコンシン大の特許管理団体 WARF が要求していたのは約4億ドルとされます。

WARF はアップルがウィスコンシン大の特許を知ったうえで侵害したと主張していました。もしこの主張が認められていれば、賠償額は3倍の約7億ドルとなる可能性もありましたが、陪審は3時間半におよぶ審議の末、これを認めませんでした。

それでも WARF は裁判所の決定を称賛し「この決定は素晴らしいニュースだ」とコメントしました。

これで一件落着と言いたいところですが、アップルは上訴の姿勢を見せているほか、9月には WARF が今回の訴訟範囲に含まれなかった最新の A9 / A9X プロセッサーに関する特許侵害の訴訟を新たに開始しています。A9 / A9X プロセッサーの設計が A8 / A8X までと大きく変わっているとは考えにくく、アップルにとっては頭の痛い問題がまだしばらくは続きそうです。
 
 
ちなみに WARF は2008年にインテルを相手取り、同じ CPU 特許侵害で訴訟を起こしました。この時インテルは和解交渉に応じ、およそ1億1000万ドルを支払ったとされます。昨年、WARF は研究費用補助として収益から5800万ドルをウィスコンシン大に提供しています。
 
 

 

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