思わず買っちゃう1万円ちょっとのWindows 10スマホ「KATANA 01」の可能性は? (週刊モバイル通信 石野純也)

石野純也 (Junya Ishino)
石野純也 (Junya Ishino)
2015年11月25日, 午後 12:20 in freetel
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発売日がズルズルと遅れたせいで、ネットでは「FREETEL暦」などと揶揄されることもあるプラスワン・マーケティングですが、Windows 10 Mobileで汚名返上。公約通り、「KATANA 01」を国内最速で発売します。しかも、当初アナウンスしていたより価格を大幅に引き下げて。同社は、この機種を1万2800円で発売する予定です。
価格は1万2800円に改定された
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KATANA 01は、FREETELブランドで発売されるWindows 10 Mobile対応のスマートフォン。端末のスペックを見ると、いわゆるローエンドモデルであることが分かります。

チップセットにはSnapdragon 210となるMSM8909、ディスプレイには4.5インチ、フルワイドVGAの液晶を採用。RAMは1GBと、このクラスのスマホにしては余裕のあるサイズですが、ストレージは8GBしか搭載していません。カメラも500万画素と、最近のミッドレンジ端末以上と比較すると、見劣りします。


「KATANA 01」の基本スペック
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Cortana対応でマップも大幅に改善
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チップセットがローエンド向けで、OSもまだ完全にこなれていないせいもあってか、実機を触った際のレスポンスは、必ずしも「いい」とは言えません。むしろ、ハイエンド端末に慣れていると、遅く感じることもあるでしょう。

それでも、この機種はLTEに対応しており、通信は高速。むしろ、1万2800円という価格は、LTE対応スマホとして、最安の部類に入ります。この価格を考えれば、パフォーマンスは十分と言えます。


LTE対応でデュアルSIM仕様​
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プラスワン・マーケティングの代表取締役社長、増田薫氏によると、「これだったら試して買ってみようという、お求めやすい価格にするのが、FREETELの培ってきたコンセプト」だといい、部材の調達や端末の発注数などが安定してきたことから、思い切った価格引き下げに打って出ることができたようです。

増田氏は、「日本で一番早いだけではなく、おそらく世界でもLumiaに次いで2番目ではないか」と話し、自信をうかがわせます。


端末を披露する増田氏(左)と野村氏(右)
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通信に関しては単にLTEに対応しているだけでなく、きちんとドコモとソフトバンクのプラチナバンド、いわゆるBand 19とBand 8の両方に対応しています。FREETELではドコモから回線を借り、MVNOもサービスしていますが、ソフトバンクやワイモバイルの回線を使っても、広いエリアでLTEが利用できるというわけです。


LTEは、ドコモとソフトバンクのプラチナバンドに対応
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なぜ、あえて自社の回線ではないソフトバンク向けにネットワークを最適化したのか。それは、法人からの引き合いが強かったからだそうです。

プラスワン・マーケティングの取締役、野村晴彦氏は、当初春にWindows 10 Mobile端末の計画を発表した際に、ソフトバンク回線に対応してほしいという要望があったことを明かし、「こういうもの(ソフトバンクのプラチナバンドに対応)があると、広がりが出てくる」と述べていています。以前から「SIMフリーキャリア」を標榜しており、端末と回線を自由に選べることを"是"としていた、FREETELらしい対応と言えるでしょう。

残念ながら、Windows 10 Mobileの大きな特徴の1つである、「Continuum」には非対応。マイクロソフトが対応に必要とするチップセットの要件が高いため、ローエンド端末のKATANA 01では利用が難しかったようです。とは言え、これはある程度想定内だった話。多少のモッサリ感も、この価格の前では、目をつぶってもいいかなと思えてしまいます。

本体はマットブラック1色ですが、背面のカバーは取り外せるようになっており、12月には、ダークメタリックとシルバーの2色が発売される予定。同社が販売しているPrioriシリーズと同様、着せ替えも楽しめます。端末の予約は本日(11月25日)から。発売は11月30日を予定しています。


背面カバーは着脱可能
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2種類のカバーも12月に発売
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もちろん、このスペックでは満足できない人のために、プラスワン・マーケティングでは、すでにもう1機種、Windows 10 Mobileの準備を進めています。「KATANA 02」がそれで、こちらはスペック的にはミッドレンジ端末になる予定。増田氏によると、KATANA 02は2016年の1月に発売を予定しているとのことで、より高機能な機種がいい人はこちらを待ってもよさそうです。


10月の発表会で展示されていた「KATANA 02」は1月発売
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ただ、コストパフォーマンスがいいスマホは、FREETELの得意とするところ。その意味では、KATANA 01の方が同社の本領を発揮したスマホと言えるかもしれません。

SIMフリースマホを試してみたいというニーズに応えた「Priori2 3G」は累計販売台数10万台を超えましたが、同様に、KATANA 01もWindows 10 Mobileを試してみたいというガジェット好きの心をくすぐってきます。Priori2 3Gがヒットしたことを考えると、KATANA 01の売れ行きにも期待が持てそうです。

 
 

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