リコーイメージングは、ペンタックスブランドの35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラに関するティザーサイトを更新し、新たに35mmフルサイズの画角で撮影した作例と、APS-Cで撮影した作例を掲載しました。

今回の更新では、新製品と目される35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラが搭載しているクロップ機能として、装着レンズに合わせて自動的に画角を切り替える『AUTO』と、35mmフルサイズおよびAPS-Cの画角に固定する『FF』および『APS-C』の3モードを搭載することが明らかになりました。

本機については、全てのKマウントレンズを装着できることがすでに発表されており、DAレンズを装着した際の画角については、クロップ機能によって調整されることが明らかになっていました。

ペンタックスブランドの交換レンズには、35mmフルサイズ対応のFAレンズ、デジタル向けAPS-C用のDAレンズ、デジタル対応の光学設計を採用しながら35mmフルサイズに対応するDFAレンズが存在します。

一般的な交換レンズには、撮像面に結像できる円形の範囲、"イメージサークル"があります。カメラはイメージサークルの中央部分を四角く切り取って、写真として記録します。

35mmフルサイズセンサーを搭載したカメラでAPS-C用レンズを使うときに問題となるのがこのイメージサークルです(逆は問題にならない)。一般的には、APS-Cレンズのイメージサークルの円周に、カメラが切り取る四角形(写真として写る範囲)が干渉して、写真の四隅が黒くけられる、あるいは本来写真に写らないことを想定した範囲を写したために、画像の周辺描写が甘くなる現象が起きる可能性があります。

四角形のサイズはほぼ固定ですが、イメージサークルは交換レンズごとに異なるので、この現象が起こるレンズと起こらないレンズがあるはずです。カメラのデジタル化以降、国内外のペンタックスファンによって、デジタル向けAPS-C用レンズをフィルムカメラに装着して、けられるレンズ、けられないレンズの検証が行われてきました。ペンタックス初の35mmフルサイズセンサー搭載機となる本機は、"みんなの手持ちのKマウントレンズ"を使って、レンズ本来の画角で無事に撮影できるのかどうかの答え合わせとなるカメラという側面もあります。

今回公開された作例は『smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM』、『smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM』、『HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW』の3本で撮影されたものです。いずれもAPS-C用のDAレンズに属します。縮小された画像なので断定できませんが、掲載されている作例を見る限り、はっきりとわかる画質の低下は見られません。いずれも10万円を超える高価なレンズであり、周辺までしっかり解像する、それぞれの基礎的な光学性能の高さによるものなのかもしれません。

なおクロップ機能については、APS-CおよびAUTOでDAレンズを装着したとき、ファインダー内にAPS-Cサイズの撮影範囲枠が表示されるとのことです。