1週間のうち、拾いきれなかったをニュースを集めてお伝えします。今週は無償で『007/スペクター』の主題歌に不採用となった曲を公開したRadiohead、また出たホバーボード製品、多脚ロボに魔改造されたトーマスなどをお届けします。
Rediohead、『007/スペクター』主題歌にならなかった曲を無償公開
Rediohead がSoundCloudで公開したこの『Spectre』は、映画『007/スペクター』の主題歌候補だったものの、結局不採用となったという曲。このまま聴くことも、ダウンロードすることも可能です。
Radioheadのトム・ヨークは次のようにコメントしました「1年の終わりの前に、みんな聴きたいかなーと思って。メリー・クリスマス。フォースと共にあらんことを」
.. As the year closes we thought you might like to hear it. Merry Christmas. May the force be with you ... https://t.co/BXN8MQKJyQ
— Thom Yorke (@thomyorke) 2015, 12月 25
コメントの最後でなんか違う映画のほうへ行ってしまってはいるものの、007ファン、Radiohead ファンにとっては素敵なクリスマスプレゼントとなったに違いありません。
[Source : SoudCloud]
2015年最後(?)の『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II』ネタ
これは米国の自称 航空宇宙開発企業 ARCA Space Corporation が製作、2016年4月には出荷するという「ARCABoard」。ボードには下向きにエアーを噴射するファンが多数取り付けられており、人を載せて約6分間だけ浮上できるという製品です。原理はわかりやすく乗ってみたい気もするものの、そこはかとないコレジャナイ感も漂います。注目はその販売価格1万9900ドル。日本円にして約240万円はトヨタ/スバルのスポーツカー、86 / BRZ 標準グレードの車両本体価格とほぼ同じです。
スポーツカーと浮揚するまな板、どちらを買うかはその人の価値観次第とはいえ、ここはぜひともセレブな親御様からセレブなご子息のみなさんに贈ってあげてほしいところ。一般国民の我々は充電式ハンディブロワー4台と木板で自作する Mr.Hoberboard で充分満足できそうです。
[Source : ARCA Space Corporation]
ニコラス・ケイジ、「ナショナル・トレジャー」を返還へ
映画『ナショナル・トレジャー』でトレジャーハンターを演じていたニコラス・ケイジが、オークションで入手したという恐竜の化石を、発掘されたモンゴルへ返還すると報じられています。この化石は証明書付きのティラノサウルスの頭蓋骨で、ゴビ砂漠でしか見つからない希少な特徴を有するものです。
この化石の入手当時、ニコラス・ケイジは15件の豪邸に4つの城、9台のロールスロイスにヨット4隻を所有していました。ところがその後、過剰な浪費のせいで自己破産寸前となり、やむなく資産の一部を手放すことに。そして昨年、27万6000ドルを払ったこの化石が「盗品の可能性が高い」と米国土安全保障省から通告を受けたニコラス・ケイジはすぐ返還に応じることを決め、当局への協力を申し出たとされます。
ギャラリーでは、化石が盗品だと知らせられたケイジ氏の心境の変化をアニメGIFで再現してみました。
[Source : Polular Science]
世界初の深海採鉱ロボ、水深1600m海底を砕き金銀銅を漁る
カナダの採掘企業 Nautilus Minerals が、水深1600mで海底の鉱物資源を採掘する、「世界初の深海採掘ロボットマシン」を発表しました。この深海採鉱ロボ「Bulk Cutter」と「Auxiliary Cutter」、「Collecting Machine」の3台が1セット。
3台のうちカッター系の2台は鉱脈がある海底の岩石を掘ったり砕いたりし、収集マシンはできた破砕岩を掃除機のように吸い取り、海面へと送ります。
Nautilus Minerals は2018年前半にもパプア・ニューギニア沖30kmの海へ投入し、金や銀、銅の採掘に活躍する予定です。
[Source : IEEE Spectrum]
悪魔に狂化された多脚機関戦車トーマス
ガッシャガッシャと歩み寄る、恐怖の蒸気機関ロボ。備え付けの武器は殺人光線に脳ミソ溶解電波、火炎放射器など。マッチも瞬時に着火します。これをクリスマスプレゼントにもらったお子様は、おそらく夜ごと「ヒャッハー!悪い子は消毒だー!!」と緑色の光線および炎を放ちつつ迫り来るトーマスの悪夢にうなされることでしょう。
この「多脚機関戦車トーマス」はフリーの造形作家 Y_Nakajima 氏の制作。日本人にとってトーマスの顔は微妙に「気持ち悪さ」を感じさせる造形。この作品はトーマスの顔を Combat Creatures 製多脚トイ「Attacknid」に合体することで、逆に狂気のエッセンスを増幅させた作品と言えそうです。
多脚機関戦車トーマス 完成 トップハム・マッド卿が操る殺戮マシーン 元は人工知能搭載型の気の良い機関車であったが 終末戦争で全てを失い狂気に取りつかれたトップハム卿によって改造された 殺人光線、脳ミソ溶解電波、火炎放射などで攻撃する pic.twitter.com/cPVJuz9AHG
— ᵞ_ᴺᴬᴷᴬᴶᴵᴹᴬ (@y_nakajima_) 2015, 12月 16
ちなみにY_Nakajima 氏は『巨神兵東京に現わる』で巨神兵の造形を担当した竹谷隆之工房にも所属していた経歴の持ち主。ギャラリーには殺人光線を発する動画も掲載しました。
[Source & Images : Y_Nakajima]