韓国 Electronic Times が、2018年モデルの iPhone が有機EL(OLED)ディスプレイを採用すると報じました。ディスプレイの生産を担当するサムスンと LG はすでに契約の最終段階にあり、両社は今後大規模な設備投資を実施するとのこと。
 
Electronic Times によるとすでに両社とも契約書へのサインを待つだけの段階とされ、LG は最大で年間2億台分、サムスンはそれより3割ほど多い量の5インチパネルを生産する計画とのこと。そのため、両社は今後2~3年で、合計128億ドル(1.5兆円)規模の設備投資を行い、そのうちの一部はアップルが負担するとも言われています。

OLED といえば、アップルの製品の中では Apple Watch が採用しています。LG が独占供給するこの有機 EL ディスプレイには省電力性や日光下での視認性の良さなどといった利点があります。もし iPhone にも有機 EL ディスプレイが採用されるなら、これまで以上にバッテリーの連続使用時間も長くなるかもしれません。

一方で気になるのが国内メーカー勢。シャープおよびジャパンディスプレイはこれまで iPhone や iPad 向けに液晶ディスプレイを供給してきた実績こそあるものの、稼ぎ頭の iPhone が有機 EL ディスプレイへ鞍替えすれば、やはり大きな収入減となることが予想されます。

ちなみにシャープは有機 EL の研究を継続してはいるものの、現状ではそれを製品として手掛けるには至っていません。また産業革新機構が主導し、ジャパンディスプレイとソニー、パナソニックの有機 EL 事業を統合して設立した有機 EL 専門企業 JOLED(ジェイオーレッド)は、試作品向けの設備稼働が2016年、製品の投入は2018年ごろの見込みです。