米国ラスベガスのCES 2016会場で、見た目はまるで円盤かアナログレコードという不思議なデバイスを発見。話をきいてみると、足だけで操作できる画期的な"VR用コントローラー"でした。

VRの中を移動するコントローラーは、グローブや3Dマウスなどいろいろなタイプがありますが、フランスのVRデザイン会社3DRudderが開発した「3DRudder」は、丸い円盤を足で踏むだけで操作できるという、ありそうでなかった発想のVRコントローラーです。円盤の上に両足を軽く乗せたら、前進はつま先に、後退はかかとにというように、軽く力を入れるだけで自在にVRの中を移動することができます。



2015年にフランスで開催されたゲームイベントで初披露され、大きな話題を呼びましたが、今年に入って生産体制が整い、現在プレオーダーを米国と欧州の両方で受付けているところ。価格は175ユーロ(約2万2000円)とコントローラーとしてはややお高めですが、VR対応の特殊なデバイスと考えればお手ごろだといえそうです。

基本は椅子に座ったまま足だけを動かして使いますが、最初に左右のバランスを取るのに慣れるまでほんの少し時間がかかるぐらいで、後はマニュアルも説明も無しで直感的に操作できるようになります。人によっては足で操作する方が手を使うよりもスムーズにVR空間を移動できるようになるかもしれません。動きや反応も正確で、微妙な操作にも反応してくれます。

開発者によると、マウスやゲームパッドで同じ操作をするよりもジョイスティックで操作する感覚に近いとのこと。長時間プレイすると何となく足がつりそうな気がしますが、3DRudderを使ったほうがリラックスした状態でいられるのでそうした心配もなさそうです。




VR以外にも2Dゲームやアプリケーションの操作にも使えて、ほとんどの機器にUSBでプラグ&プレイ接続でき、シューティングゲームやCADのように立体的な操作が必要なものがより使いやすくなります。



サイズは直径37cm、高さ5.5cmとテーブルの下に収まるコンパクトさで、重さ2kgなので、どこでも持ち運んで使うことができます。全体重をかけても130kgまでは大丈夫で、場合によっては上に乗ったまま操作してもよいとのこと。両手が空いてるのでバランスは取りやすそうです。うっかり全体重を乗せても壊れる心配はなさげですが、1年間の保証期間もちゃんと付いてきます。

デザインも悪くないので、そのまま部屋に置いていても違和感がなさそう。これからVR市場が拡大すれば、日本でも発売されるかもしれませんね。