テクニクス、新ターンテーブル SL-1200G 発表。試作機で提示の新デザインを退け、伝統の意匠で復活

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年01月6日, 午後 03:45 in analog record
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パナソニックの高級オーディオブランド テクニクスが、DJ プレイ用ターンテーブルとして不動の地位を誇る名機 SL-1200 のシリーズ復活モデル SL-1200G を発表しました。またテクニクスブランド50周年を記念するモデル SL-1200GAE も同時に発表、いずれも2016年後半の発売を予定します。

テクニクスは2015年、独ベルリンで開催された IFA 2015 にて、SL-1200 を超えると豪語する新作ターンテーブルの試作品を発表していました。この試作品は発表当時はまだボディしかなく、トーンアームや各種操作スイッチなどがまったくない状態。それでも伝統のダイレクトドライブ用モーターにBDプレーヤーの開発ノウハウを投じるなど新機構も備え、SL-1200 とは異なる上面パネルデザインを採用して新生テクニクスブランドが目指す Hi-Fi オーディオとしてのイメージを打ち出す意欲的なものでした。

しかし、テクニクスの名前が復活して以降、SL-1200 の再来をもっとも渇望していたのは DJ プレイを志すユーザーたちだったのも事実。こうした人達にとって新しいターンテーブルのデザインは、あまり魅力的ではありませんでした。これら消費者の声が届いたのか、テクニクスはその後新製品のデザインを改め SL-1200 シリーズ伝統のものに戻すことを決定しました。

ただテクニクスのブランド戦略上、ターンテーブルも DJ 機器としてではなく Hi-Fi オーディオとしての意義が求められます。この点についてテクニクスは「もともと Hi-Fi オーディオとして出発した SL-1200 を再発見するという意味で、従来のデザインを再び採用した」と若干こじつけ気味に説明しています。
 
 
SL-1200G の駆動機構は伝統のダイレクトドライブ。ツインローター構造とすることでベアリングへの負荷を軽減、さらに IFA 2015 での発表どおり、BDプレーヤーのために開発したモーターの駆動制御技術を採用し、高いトルクと高速回転時の安定性を高めています。またモーターは無鉄芯のコアレスダイレクトドライブモーターを採用し、回転時の細かい脈動(コギング)をなくしました。もちろん操作部にはピッチコントローラーも搭載し、±8%もしくは±16%で速度調整が可能です。

ところで、2016年はテクニクスブランドにとって50周年という区切りの年。テクニクスは SL-1200G とともに一部パーツをより高品質なものに置き換えた特別仕様の記念モデル SL-1200GAE も同時に発表しました。

発売時期は、まず記念モデルの SL-1200GAE が1200台限定で夏頃に発売の予定。通常モデルの SL-1200G は2016年終わりごろとのこと。正式な価格はまだ出ていないものの、一部では4000ドル(約48万円)という噂も。新モデル発表の歓喜にわく DJ の皆様方からの「足もと見やがって!」という紳士的な声が聞こえてきそうです。
 
 

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