NECパーソナルコンピュータが『LAVIE Hybrid ZERO』シリーズの新モデルとして、HZ330/HZ300/HZ100シリーズを発表しました。先行してCES 2016に参考出展された11.6インチフルHD液晶画面と第六(Skylake)世代Core m/Pentium搭載のデチャッタブル(分離)型ノートPCです。

特徴はその重量。CES出展時「500g以下」と発表されていた本体(タブレット)部は約398g(HZ100。HZ300と330は約410g)、HZ300と330に付属するキーボードを合体させた状態でも約798gと、合体型タブレットとしては異例の軽さ。さらに最上位モデルはSIMフリーのLTE通信機能(対応バンドはNTTドコモ網向け)も搭載します。

発売日は2月下旬から。価格は最廉価モデル『HZ100/DAS』と同DAB(本体カラー違い)が12万4800円前後、中位モデル『HZ300/DAS』と同DABが17万4800円前後、最上位モデル『HZ330/DAS』が18万9800円前後。
なお、従来のLAVIE Hybrid ZEROシリーズ(HZ750と650、550シリーズ)も、第六世代Core i搭載版にモデルチェンジして併売されます。

▲タブレット(本体)単体時。HZ100はキーボードが付属しないため、この状態です


3モデルの違いですが、最廉価モデルHZ100はキーボードが付属せず、心臓部となるCPU(SoC)にPentium 4405Y(2コア4スレッド、基本クロック1.5GHz)を搭載。SSD容量も64GBと少なめです。背面カメラは約500万画素。
なおメインメモリは、全機種共通で4GB(増設不可能)です。



HZ300はモバイルパワーキーボードを付属し、CPUにCore m3-6Y30(2コア4スレッド、基本クロック0.9GHz、ターボ時最高2.2GHz)を、ストレージとしてSSD 128GBを搭載するモデル。背面カメラには、インテルの3D対応RealSense(約200万画素)を搭載します。

最上位のHZ330は、上述のようにLTE通信機能を搭載。CPUやSSD容量はHZ300と同仕様ですが、背面カメラはHZ100と同じ約500万画素の仕様。
ということで、HZ300シリーズの2モデルは、HZ300がRealSenseカメラモデル、HZ330がLTE通信対応モデルと位置づけられます。



気になるバッテリー駆動時間ですが、公称(JEITA 2.0測定法)で、HZ100が約6.5時間。HZ300と330は約5.5時間をキープ。さらにHZ300と330に付属するキーボードには増設バッテリーが含まれ、合体時は約10.3時間に延長。

しかし12時間クラスも見られるようになってきた昨今のモバイルPCとしては比較的短めであることから、このあたりの割りきりがポイントとなりそうです。

本体サイズは3モデル共通で、タブレット(本体)のみでは292×192.5×7.6mm(幅×奥行き×厚さ)。HZ300と330の合体時(閉じた状態)は、294×206.5×17.9mm。


▲HZ100とフラットカバーキーボード合体時

キーボードには別売りの『フラットカバーキーボード』も用意。こちらはバッテリーと拡張端子は非搭載、スイッチは携帯電話に採用されるメタルドームタイプという、いわゆる簡易型に近い種類ですが、約187gという軽さが魅力。HZ100と組み合わせた場合でも、約585gに留まります。

PCとしての基本性能は、液晶はフルHD解像度のIGZOパネルを採用し、表面処理はあえてのノングレア(非光沢)。CPUは先述した第六世代 Core m3とPentiumで、電源管理はInstant Goに対応します。


▲モバイルパワーキーボード単体状態

接続端子は本体(タブレット)側が電源(DC)入力とUSBタイプC(速度はUSB 3.0)×1、マイクロSDカードスロットとヘッドホン端子。HZ330はさらにnanoSIMスロットが付きます。

モバイルパワーキーボードと合体した場合は、さらにUSB 3.0×2とHDMI出力が増設されます。



このように新型LAVIE Hybrid ZERO 3モデルは、タブレット時であればiPad Air 2(437g)をも凌ぐ軽さを実現しつつ、Windows 10 PCとしての基本機能を一通り備え、さらにこれまで多くのモデルでは弱点だったキーボードとの合体時でも800gを切るという、衝撃的なモデル。

けっして安価ではありませんが、ついに登場した「外でも実用的に使える重量のWindowsタブレット」として、間違いなく2016年のPCにおける大注目モデルの一角となりそうな存在です。