キヤノン、EOS初の4K60p動画記録対応一眼レフ EOS-1D X Mark II発表。16コマ/秒の高速連写も可能なフラッグシップ

関根慎一 (Shinichi Sekine)
関根慎一 (Shinichi Sekine), @sekine_s
2016年02月2日, 午後 01:00 in 4k
0シェア
FacebookTwitter

キヤノンは、プロフェッショナル向けデジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark IIを発表しました。最高16コマ/秒の高速連写と、単体での4K/60p動画記録に対応する同社製デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機。

2012年3月に発売したEOS-1D Xの後継機種であり、同社の35mm判フルサイズ機としては初めて60fpsの4K動画記録機能を搭載したほか、測距エリアの増加や常用ISO感度の向上、GPSやWifi対応など、フラッグシップとしてのスペックを一新しています。


撮像素子は有効約2020万画素の35mmフルサイズCMOS。映像エンジンはDIGIC 6+を2基搭載しており、従来はRAW現像ソフト上でなければできなかった回折や収差の補正が撮影時にカメラ内で行えるようになりました。

連写性能はライブビュー撮影時に最高16コマ/秒、ファインダー撮影時14コマ/秒。旧機種では12コマ/秒が最速値でした。これに伴ってミラー駆動の機構も刷新しており、駆動にモーターを用いたほか減速カムによるブレーキも備え、ミラーショックによるファインダー像の乱れを抑えています。

常用感度は最高ISO51200を謳います。拡張設定込みでは最高ISO409600相当まで増感可能です。

動画記録はEOS初の4K/60pに対応するほか、フルHDでは120pのハイフレームレート撮影が可能。撮影した4K動画から静止画を切り出して880万画素相当の静止画として記録できる『4Kフレームキャプチャー』機能も搭載しています。

AFセンサーは61点測距と旧機種と同等ながら、ファインダー内の測距エリアを拡大。フレーミングAFの軌跡を憶えて連写時のAF精度を上げる『サーボシーン解析』機能を新たに備えました。また、-3EVまでの低輝度環境下における合焦精度も向上させています。

液晶モニターは162万ドット、3.2型のタッチ式。記録メディアはCFast2.0とCFのデュアルスロット。内蔵WifiはIEEE802.11acに対応。フラッグシップ機として定番の防塵、防滴、耐寒性能も引き続き備えました。

外形寸法は158×167.6×82.6mm、ボディのみの重量は約1340g。

発売は2016年4月下旬。価格は税込73万円前後の見込み。


Wifi対応など下位機種で標準搭載し始めている機能面でのアップデートが見られる一方、60fpsの4K動画記録や16コマ/秒の高速連写、最高ISO409600の拡張感度など、フラッグシップらしいスペックの高さが目を引きます。

新機能としては、カメラ内で光学的な補正を行う機能が特徴的。撮影時に周辺光量、色収差、歪曲収差、回折(いわゆる小絞りボケ)を補正する機能で、JPEG撮影時であれば、連写速度にも影響を与えずに補正済みの写真が得られます。カメラ内にレンズのプロファイルを備え、また今後発売予定のレンズについてもレンズからデータを受け取るようになったことから、旧機種で煩雑だった補正情報の更新作業が不要になっています。

旧世代モデルのEOS-1D Xは、それまでのフラッグシップを担っていた2モデル、APS-Hサイズのセンサーを搭載したEOS-1D系と、フルサイズセンサーのEOS-1Ds系を統合した位置付けでした。本機では新たに60fpsの4K動画記録が可能になり、旧モデルと同じく2012年に発売したEOS 1D Cの要素も加わって、『全部乗せ』感のある製品に仕上がっています。

 

TechCrunch 注目記事新型コロナのソーシャルディスタンスを支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]

 

関連キーワード: 4k, 60p, canon, EOS-1DX, FullFrame, Mark II
0シェア
FacebookTwitter