「ソニーストア福岡天神」が4月1日オープンした。銀座ソニービル、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋に続く、4番目のソニー直営店。オープン記念イベントでは、10月に発売予定の「PlayStation VR」や「Life Space UX」と呼ばれるグラスサウンドスピーカー、ポータブル超短焦点プロジェクターの体験会が行われた。

「PlayStation VR」は、自分の視界をぐるっと360度全方向を取り囲む3Dの空間を体感できるPlayStation 4専用のVRシステムだ。

すでに各所で体験会が行われているが、何しろ異常なまでの人気ぶりと、実際に装着して遊ぶために一定の時間を要するということもあって、なかなか思うようにプレイするチャンスがめぐってこないことが多い。

そんななか、ソニーストア福岡天神ではオープン記念として4月1日(金)から3日(日)までの3日間、限られた日数ながら体験することができた。それでも、体験するには前日から整理券が配布され、連日行列ができるほどの盛況っぷりではあったけれど。



さっそく筆者も「PlayStation VR」を体験

かつてソニーからはヘッドマウントディスプレイ(HMZ-T1/T2/T3)なるものが発売されていて、それを使った経験があり、だいたいはわかっているものの、これは一言凄い。没入感"のレベルがまるで違う。



まず、この見た目に大きい「PlayStation VR」の装着性が非常に良いこと。頭の前後でガチっと締める感覚は、水中メガネに近く全体がしっかり覆われる。それでいて顔のアタリもやわらかい。中の空間も広く、メガネをかけている人もそのまま装着できる。

こんなにぴったりフィットでも、鼻の部分は柔らか素材なのでそこから指を入れられる。プレイ途中にメガネがズリさがっても直せるので安心しよう。



「The DEEP」は、海底を潜っていくと、深海の中でサメと出会ってしまってさあ大変というPlayStation VR用パニックゲーム。自分がいる場所からのぞきこんだら本当に海の底に落ちてしまいそうになり、本気でビビってしまった。サメが襲ってきてグルグル回られて、これは嘘だこれは嘘だと理解してるつもりなのに、本気で怖い、いや怖がってるのを悟られたくないけどまじで怖い。

ハタから見ると挙動不審のおじさんにしか見えないのも別の意味で恐怖だ。



この「PlayStation VR」、本当にそこまでのモノなの?と疑ってしまうのは無理もないけれど、体験会でプレイすると、誰かに伝えなきゃ気が済まない!と思うほどに興奮する。逆にこの楽しさが浸透してしまうと、発売日に手に入らなくなったら困るなという別の悩みもある。



そしてソニーの新しいコンセプト Life Space UXの各製品も展示されていた。「グラスサウンドスピーカー」と「ポータブル超短焦点プロジェクター」は今年2月の発売直後にオーダーが相次ぎ入手困難になっているアイテム。今回九州初上陸とのこと。



ポータブル超短焦点プロジェクター 「LSPX-P1」は、横幅約8cmで930gという片手で掴んで持ち上げられるサイズのプロジェクター。見た目は白を基調としてスイッチ類も電源以外見当たらない。面倒な操作は不要で、置いて映すだけというシンプルスタイル。バッテリーを内蔵するので、どこにでも持って行って、壁に投写したり、床に向けて写しだしたりと自由さがステキだ。



スマートフォンにある写真や動画、ワイヤレスユニットにつないだプレーヤーやレコーダーのコンテンツを映すことが可能。どこでもプライベート空間が作れる。

テーブルに映し出して食事しながらでも、カーペットにゴロンと寝っ転がりながら、寝室の壁にうつしたりと、場所やスタイルを選ばずに見られる感覚は、もはや"どこでもドア"ならぬ、"どこでもディスプレイ"といった感じ。



もうひとつ、グラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」は、円柱のガラスチューブから明かりが灯される高級なランプのようにみえるワイヤレススピーカー。

高域を再生するのが有機ガラス管型トゥイーターと、中域を再生する小型50mmウーファー、低域を再生するパッシブラジエーターの3つで構成され、ガラス管全体から音が360度方向に広がるのが特徴。



グラスサウンドスピーカーで音楽を聴いてみると、澄んだ心地良い音に囲まれているといった感覚。それでいておもしろいのはスピーカーのどの場所から聴いても音質が変化しないという点。

それに加えて、オーディオ機器としてというよりもおしゃれなインテリアとしての見た目と、スマートフォンからワイヤレスで操作して好きな楽曲を選局したり、LEDライトの明るさを変えたりと、いつもと違ってちょっとリッチな気分に浸れる。

料理を並べるテーブルにグラスサウンドスピーカーを置いて、BGMを流しながらみんなでパーティー...なんてリア充御用達みたいな使い方もあれば、部屋の中で動きまわっていても、どこでも音楽が心地よく聴けるというのもまた楽しい。



映像を映し出せるポータブル超短焦点プロジェクター 「LSPX-P1」(写真=左)、どこでも音楽を気持ちよく聴けるグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」(写真=右)

性能面では、専用プロジェクターやもっと本格的なオーディオ機器にはかなわない部分はありながらも、肩肘をはらないで"生活に溶け込む"感覚で、独り占めし て楽しんだり、家族や友達と一緒に楽しんだりと、今までとは違ったベクトルの心の満たされ方があるアイテムと言えそうだ。