メッセージングアプリ大手LINEが運営するスマートフォンゲーム LINE POP で使われる一部アイテムが、ゲーム上の「通貨」にあたり、資金決済法に抵触すると社内で指摘されたにも関わらず、必要な届け出を行わなかったとして、関東財務局がLINEに立ち入り検査を実施したと毎日新聞などが報じました。なおLINEは「供託金逃れ」報道に反論しています。
毎日新聞によると、LINE POP内のアイテム「宝箱の鍵」が、宝箱を開けるという用途以外にも、ゲームを先に進めたり、使えるキャラクターを増やすなど、前払式支払手段、つまり事実上の「通貨」に該当すると社内で指摘されたにも関わらず、財務局に必要な届け出を行っていなかったとのこと。

前払式支払手段に該当する場合、未使用残高が1000万円を超える場合は、利用者保護の観点から一定額を「発行保証金」として財務局に供託する必要があります。社内で指摘された当時(2015年5月)の未使用残高は約230億円で、数十億円の供託金を支払う必要があることから、LINEはその支払いを逃れるためにLINE POP仕様を変更し、財務局に必要な届け出を行わなかったと報じられています。

この報道についてLINEは「立ち入り検査は前払式支払手段発行者に対して定期的になされているものであり、LINE POPの宝箱の鍵に関して資金決済法上必要な届け出をしなかったという疑いに起因するものではない」と反論しています。