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「VRヘッドセットの大本命」として注目を集めるOculus RiftとHTC Viveの2つですが、いずれも初期出荷にまつわる問題が発生していることが明らかになりました。前者は予想外の部品不足、後者はクレジットカード決済関係で、それぞれ異なる理由となっています。ともにライバルとされるソニーのPlaystation VR(10月発売予定)より半年は先行したものの、波乱含みのスタートとなりました。VR
まずOculus Riftについては、Oculus VRの最高経営責任者Brendan Iribe氏が3月28日に出荷するとツイートし、その2日前である26日には創業者のPalmer Luckey氏が自ら最初の注文者に手渡しで届ける様子がライブ動画配信されていました。

が、一般の予約注文者には一切の連絡もなくやきもきされる中、Brendan Iribe氏が「第一次出荷は想定していたより遅れます」として、海外を含む全予約注文者への送料は無料にするとTwitterで表明。日本から予約した人は送料・手数料の1万800円が棒引きされる、ちょっと明るい?ニュースです。


さらに、初期予約注文者に届いたメールでは予想外のパーツ不足だったと原因が明かされ、注文状況は4月12日までに更新するとの見通しを伝えています。逆に言えば、12日までは出荷されないことが確定したと取ることもできます。

一方HTC Viveは、金融機関の決済処理トラブルにより予約注文が自動的にキャンセルされるということに。再度注文すると5月発送となってしまうため、予約してでも早く触りたいユーザーには一大事です。

HTCは事態の収拾に乗り出し、再び決済が通れば期待通りの期日に商品が受け取れると保証するので、金融機関に連絡を取るよう公式サイトで呼びかけています。

最新のエンターテイメントハードには、出荷の遅れが付きものです。1998年末に発売されたセガのドリームキャストも、グラフィックチップの開発遅れと発売の延期、初期出荷台数の大幅減......という初期のつまずきが後々まで響き、ソニーのPS2発売までに十分なアドバンテージを確保できなかった過去があります。

奇しくもOculus RiftとHTC ViveともにWindows用のシステムで、Windows CEを搭載したドリキャスとは遠い親戚のようなもの。迎え撃つのは、やはりソニーのPlayStation VRということで、今後の順調な出荷を祈ってやみません。