なんとSkylake Core 「i」でファンレス、599ドルから。AcerがSurface対抗WinタブSwitch Alpha 12を発表

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2016年04月22日, 午前 10:35 in 2016 Next at Acer
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大手PCメーカー、台湾Acer(エイサー)が開催した新製品発表会「2016 Next@Acer」より。本誌でもウワサをお伝えしたSurface Proタイプのタブレット『Switch Alpha 12』が正式発表されました。北米での発売時期は6月、最廉価仕様価格は599ドルから。

さらに本誌の予想とは異なり、なんとCPUは(Core mではなく)第六世代Core 「i」。それをファンレスで動作させるという非常に野心的なモデルとなっていました。不明点だったディスプレイも、2160×1440解像度のIPSパネルと判明。つまりSurface Pro 3と同じ解像度です。




ポイントとなる冷却機構には『(Double) LiquidLoop』と呼ばれる技術を採用。発表会と公式ビデオでは2種のイメージ図も公開されましたが、発表前の予想とは異なり、冷却液のタンクらしきスペースも見える、かなり本格的な水冷となっています。



技術的な詳細は現状では不明ですが、第六世代、つまりSkylake世代の(Core mではなく)Core iをファンレスで安定動作させるには、当然ながらかなりの冷却能力が必要となるのは確か。どういった実装で実現しているのかが気になるところです。



ただしその一方で、若干犠牲になっているのが本体の厚さと重さのようです。本体サイズは292.1×201.4×9.5mm(幅×高さ×厚さ)、重量は900g。キーボード合体時は厚さが15.85mmに、重量が1.25kgとなります。公称バッテリー駆動時間は8時間。

ちなみにSurface Proシリーズと比較すると、Surface Pro 4は292.1×201.4×8.4mm、786g(Core iモデル)。なんと幅と高さの公称値は同じです。またSurface Pro 3は厚さが9.1mm(他は同じ)で、重量は800g。

ということで、厚さと重量ではAlpha 12が不利といったところ。このあたりはファンレス冷却システムの採用とのトレードオフが大きいところと思われます。



なお、具体的な搭載CPUのモデル名は現状では公表されていません。一方で、メインメモリ(4GBと8GB)やSSD容量(128GB、256GB、512GB)などにバリエーションがあることから、CPUも製品によってグレードが分かれる構成と思われます。



さて、もう一つの特徴は、WiGigことIEEE 802.11adに対応する点。これは1m以内というごく短距離ですが、無線でありながら最高4.6Gbpsの速度でデータ転送が可能な無線通信規格。

WiGigはHPやデル、レノボの一部モデルで、ワイヤレスドッキングステーション用に使われていますが、本機にもオプションとして『Acer ProDock』が用意されており、DisplayPortやHDMI、D-Sub 15ピン(VGA)とUSBなどの端子をワイヤレスで拡張可能です。合わせて、Wi-Fiは802.11ac(2×2)、Bluetoothは4.0に対応。マイクロSDカードスロットも搭載します。

また、拡張端子として搭載するUSBタイプCの速度が5Gbps(3.0相当、いわゆる3.1 Gen.1)である点も公表されました。電源供給やDisplayPort出力の機能を備えたタイプです。
USB タイプC端子経由のドッキングステーションも用意されており、こちらはDisplayPortとHDMI、USB タイプC×2基とUSB タイプA×3基、オーディオ入出力が設けられています。



合体式キーボード2種類は、Surfaceシリーズと同じく別売り。2種類の内訳はバックライトの有無という、昨今では珍しい構成となっています。本体との合体は(やはり)マグネット。




厚さ5.85mmながら、フルサイズキーピッチと1.4mmのキーストロークをアピール。タッチパッドがWindows 10の「高精度タッチパッド」仕様に対応する点と合わせて、操作性の高さをアピールします。合わせて、256段階の筆圧検知に対応するペンも別売りで用意されます。



本体外装はアルミ合金で、キックスタンドの角度は165度までの可変。ペン入力時や見下ろすような設置場所などでも使える仕様です。



このようにSwitch Alpha 12は、外観こそ事前情報(下記記事を参照ください)と同じでしたが、まさかのCore iファンレス仕様に加え、Surface Pro 3と同じ解像度の液晶パネルやWiGigへの対応、USBタイプCの搭載、そして599ドルからという価格など、かなり魅力的なモデルとなっています。

日本での発売は未定ですが、仕様を見ても非常に話題性が大きいだけに、ぜひとも投入を希望したいところです。

目玉はSurfaceタイプのWinタブレットか、Acerが日本時間22日深夜0時から新製品発表イベントを開催

 
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関連キーワード: 2016 Next at Acer, Acer, Acer Aspire, Core i, Switch Alpha 12, SwitchAlpha12
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