SpaceX Falcon 9ロケット第1段、宇宙空間から着地までのオンボード映像
本時間5月28日早朝、SpaceXがThaicom 8通信衛星打ち上げミッションにて、ロケット第1段の洋上垂直着地に成功しました。そのロケット第1段に搭載したオンボードカメラの映像、宇宙空間から大気圏突入、無人船への着地までを収めた動画が公開されました。5分ほどの尺を30秒に縮めてあり、途中大気圏再突入時の部分はカットされているものの、非常に高度な機体制御が要求されることがよく分かる映像です。
[Source : SpaceX(YouTube)]
科学ギークな美女シンガー Simonne Jones、デビューEP「Gravity」リリース
一方でモデル活動のほかハンダごてを手に電子回路基板を扱うなど科学オタク的な面や、ピアノやシンセサイザーのほかギター・ベースやキーボード、シンセサイザーなどを操るマルチプレイヤーな姿をInstagramに公開していた彼女は、レッドブル・ミュージックアカデミーで表現した"科学に裏打ちされた音楽"を創出する能力が注目され、ほどなくしてドイツUniversalとのレコーディング契約を獲得しました。
Simonne Jones / Gravity
2016年5月にリリースしたデビュー作「Gravity EP」で、表題曲「Gravity」の詞の中で力学の法則を恋の駆け引きに重ねあわせて表現し、また1曲めに収録される「Spooky Action」でも量子もつれ理論を取り入れていたりと、楽曲のなかに理系人の心をくすぐる(かもしれない)テーマを散りばめています。
ちなみに、「Gravity EP」収録曲の多くは平均律A("ラ"の音階)を432Hzに調律しています。通常は1950年代にISOが定めた440Hzにするところですが、音楽家ヴェルディが支持し、より心地よいとされる432Hzのほうを、Simonne Jonesとプロデューサーのリアム・ハウは選択した模様です。
[Source : Simonne Jones]
8インチフロッピーディスクへの依存よりも深刻な問題
話題になったフロッピーディスクのシステムは代替の計画が明らかにされています。一方、会計検査院が記した現在も使われる最も古いシステムトップ10の半数には設備更新の計画すらありません。ArsTechnica によれば、それらはメンテナンスの一環で構成パーツの更新はされてはいるものの、多くの作業が必要となるアップグレードはほとんどしていないとのこと。
古いITシステムはアセンブラもしくはCOBOLで書かれているものが多く、ひどい例では32年ものの退職金管理システムの運用を維持するために定年退職したITエンジニアを再雇用しなければならなかったとのこと。
[Image : Authenticated News via Getty Images]
[Source : Ars Technica]
ISSの膨らむ居住区BEAM、仕切り直しで展開に(ほぼ)成功
CAPCOM @Astro_Jessica declares #BEAM expansion complete. @Astro_Jeff begins pressurization. https://t.co/65JcyjrF0Ahttps://t.co/GHCTZM8zGd
— Intl. Space Station (@Space_Station) 2016年5月28日
今後は1週間ほどかけて内部の気密が保たれているかを確認したあとで、クルーが内部に入って予定されている作業などを行う予定とのこと。またBEAMが宇宙放射線、極端な温度環境、デブリなどの影響に長期間耐えうるかどうかといった検証も進められます。
Bigelow Aerospaceは、BEAMには将来の火星探査などに、拡張可能な居住または貨物スペースを提供できる可能性があるとしています。
[Source : Intl. Space Station]
昏睡状態から目覚めるかどうかを80%の確立で判断する方法を発見
コーネル大学が最新の研究で、昏睡状態にある患者の脳のうち病気などの影響を受けていない皮質部分の糖代謝を観察することで、その患者が眠りから覚めるかどうかを高い確率で予測できることを発見しました。
具体的には、PET(Positron Emission Tomography)と呼ばれる検査方法で、機材は総合病院などでは普通にあるものです。これで、昏睡状態にあった10人の脳を断層撮影し各皮質の糖の代謝反応を観察したところ8人の観察結果でただしく昏睡状態を判断することができたとのこと。
これまでは、昏睡状態にある患者の脳全体の活動から昏睡から脱する可能性を判断していました。ただ、この方法では約60%程度の確度しか得られませんでした。
研究チームは、この方法は新たに機材を開発する必要もなく、現場での早期採用も可能だとしています。
[Image : Shutterstock /sfam_photo]
[Source : Stat News]