iOS 10の写真アプリは自動アルバム作成機能搭載。顔や背景、場所を元にタイトルを生成、動画アルバムではムード設定も可能

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2016年06月14日, 午前 03:53 in apple
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アップルがWWDC 2016で大きくフィーチャーしたiOS 10。一般ユーザー向けには今秋アップデート提供予定のこの新iOS「10の新機能」中、4つ目として大きく紹介したのがPhotos(写真)アプリです。

特徴的な新機能の一つが、Googleフォトなどが先行されていた自動アルバム作成機能です。これは、写真に記録された人物の顔や背景、位置情報を元に画像を認識しカテゴリー分けし、バックグラウンドでアルバムを作成するというもの。さらにスライドショー(動画アルバム)の作成では「ムード」を設定できる機能も搭載。BGMや再生順などを変更し、同じ素材でも指定したムードにあったアルバムが作れます。

Gallery: Apple iOS 10 | of 13 Photos




アップルが強くアピールしたのは、自動アルバム作成機能の精度の高さ。人物の顔認識をはじめ、写真に写っている物体や景色までも認識して内部でキーワードを付け、アルバム作成の手がかりとします。
内部で付けたキーワードは検索でも使えるため、従来バージョンでは実用性の低かった、物体や景色を用いた検索キーワード(例えばタイトルの画像であれば「馬」や「山」など)からも検索が可能となります。

今回アップルは自信のほどからか、これらの画像認識技術を「Advanced Computer Vision」というキーワードで呼称しているのもポイント。同社のパターンからすると、今後各所で出てきそうな用語となりそうです。



さらに、アルバム内の写真のレイアウトやタイトル付けも自動で行なわれるのもポイント。自動で付けられたタイトルの例としては、「On The Mountain」や「On The Water」など、背景を解析して付けたものが紹介されています。
なおこれらのアルバムは、写真アプリのホーム画面下方に配置される「Memories」というタブに表示されます。



合わせて、アルバムによる自動分類のみならず、従来からある写真の分類法も画面を一新。より見やすくなりました。場所による表示なども、地図が見やすくなっています。



そしてユニークなのは、動画アルバム(スライドショー)の自動作成時に設定できる「ムード」。これは上写真でメインとなる写真の下に表示されている「DREAMY」や「SENTIMENTAL」、「HAPPY」「UPLIFTING」といった項目。

この設定を変更するとBGMがそれらのムードに合わせた曲調となり、表示される写真や動画の順番、エフェクトなどが変化。設定したムードにあった見せ方に自動で編集してくれるという機能です。ムードの下にはスライドショーの長さを設定するメニューもあり、これらを組み合わせることで、同じ素材(写真)でも様々な見せ方が可能になります。



また自動作成されたアルバムは、iOS機だけでなく、Macからもブラウズが可能です。



このようにiOS 10の写真アプリは、Googleフォトなどが先行していた自動分類機能を大幅にキャッチアップした、メジャーアップデートと呼べる強化が図られた仕様。
現在の「写真」アプリでは、管理機能のシンプルさ......というより弱さがここ数年指摘されて続けてきたところだけに、これは嬉しいところです(iOS機のヘビーユーザーからすると、若干「やっとか」感はあるでしょうが)。

Googleフォトに対しても、後発ならではの機能強化を盛り込んだ、良い意味での後出しジャンケン感があるのが面白いところ。かなり楽しめそうな進化だと期待できそうです。
 
 

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