MMD研究所は、格安SIMを使っている人を対象にした『格安SIM利用者の音声通話利用に関する調査』を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、格安SIMの音声通話プランを利用している15歳以上の男女891人。調査期間は6月3日〜5日です。

最近では、通話定額プランを提供する格安SIMサービスも複数登場していますが、一般的な格安SIMの場合、通話料は20円/30秒(税別)とやや割高。そこで、通話料を節約するために、050IP電話アプリや無料通話アプリなどがどのくらい使われているのか、気になるところです。

同調査で、まず格安SIMの音声プラン利用者に、よく利用している通話手段を複数回答で聞いたところ、070/080/090番号による通常の電話機能が71.0%で最も多くなりました。次いで、「LINE」や「Skype」などのチャットアプリ(無料通話アプリ)が39.7%、「楽天でんわ」などのプレフィックス方式の通話割引電話アプリが23.9%、「050 plus」などの050IP電話アプリが22.6%という結果になりました。



この結果から、格安SIMというと節約目的というイメージが強いですが、通話料が割高な通常の電話機能が意外にも最も使われていることが伺えます。

また、これら4つの通話手段において、1回あたりの通話時間を聞いたところ、いずれの通話手段でも「3分以内」という回答が最多となり、平均通話時間はそれほど長くないことがわかります。なお、チャットアプリや050IP電話アプリでは、同一アプリ間の通話が無料になることもあってか、通話時間が若干長くなる傾向にあるようです。



主な通話先は、通常の電話機能では、「家族」「友人」「同僚」が上位3位。一方、チャットアプリでは「家族」「友人」「恋人」が上位3位となっているなど、アプリごとに順位が異なっており、通話先によってアプリを使い分けていることが読み取れます。



なお、各通話手段で利用しているアプリを複数回答で聞いたところ、チャットアプリの上位3位は「LINE」(76.8%)、「Skype」(34.5%)、Facebookの「Messenger」(17.2%)の順となり、「LINE」が圧倒的に人気であることがわかります。



同様に、050IP電話アプリではNTTコミュニケーションズの「050 plus」(44.8%)、楽天コミュニケーションズの「SMARTalk」(25.4%)、ケイ・オプティコムの「LaLa Call」(24.9%)が上位3位。また、プレフィックス方式の通話割引電話アプリでは、上位3位が「楽天でんわ」(70.0%)、「BIGLOBEでんわ」(14.6%)、IIJの「みおふぉんダイアル」(13.6%)の順で、キャリア・MVNOを問わず利用できる「楽天でんわ」の1人勝ちといえる状況になっています。