宇宙人からのコンタクトまで1500年・地雷で足を失った象に義足を・『謎の宇宙巨大建造物』長期観測へ(画像ピックアップ37)

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年06月19日, 午後 08:00 in alien megastructures
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースを集めてお伝えします。今週は「宇宙人からのコンタクトまであと1500年」、「地雷で足を失った象」、「エイリアンの巨大建造物、継続観測へ」など、宇宙ネタのなかになぜか象の話を挟みこむという少々バランスの悪い構成でお届けします。

『エイリアンの巨大建造物』の星、減光現象の謎解明のため継続観測へ

2015年、イェール大学の天文学者Tabetha Boyajianらが発見した、はくちょう座 KIC 5462852 の不可思議な減光現象は「すわ、エイリアンの巨大建造物、ダイソン球か」と、ごく一部の天文ファンの間でちょっとした騒ぎになりました。その後NASAが「KIC 5462852の手前を彗星群が通過したため」との見解を示し、話は収束の方向へ向かいました。

ただ、2016年はじめに天文学者Baradley Schaferが、過去のデータから減光現象が100年以上ものあいだ発生していることを確認し「そんなに長期間つづく彗星群は存在しない」とNASAの見解に異論を唱えており、現在も減光現象を明確に説明できる理由は不明のままとなっています。

最初にこの星を発見したTabetha Boyajianらは謎を解明するため、長期間、望遠鏡を抑えて継続的に観測することに決めました。しかし様々な観測に使われる望遠鏡の使用時間を買い取るためには資金が必要です。そこで、なんとクラウドファンディングで資金んを集め、天文台一つを借り切ることを思いつきました。

Kickstarterでのキャンペーンはそれほど順調とは行かなかったものの、かろうじて目標の10万ドルを獲得。カリフォルニア州にある民間の天文台Las Cumbres Observatory Global Telescope Network(LCOGT)を、ほぼ1年間借り切ってKIC 5462852を継続観測し、ひとたび減光現象を観測すれば、すぐに他の天文学者や個人観測家へと連絡、多数の目でその奇妙な現象を観測する予定です。

[Picture : Danielle Futselaar/SETI International]
[Source : Popular Science]

地雷で前足を失った象に義足をプレゼント

タイに住む象のMoshaは、生後7か月のときに地雷を踏んでしまい、右前足を失いました。2007年にMoshaに出会った外科医Therdchai Jivacate氏は、体のバランスを取るために状態を起こすように立つMoshaを見て、その背骨と脚にかかる負荷を軽減するために義足を作ることにしました。

タイ国内のアジアゾウ基金提携機関の協力を得て最初に作った義足は、鋼鉄の支柱と熱可塑性プラスチック、エストラマー樹脂で作られ、非常にうまく機能しました。その様子は、MoshaがJivacate氏にここを許しているのが垣間みえる動画からもよく伝わってきます。

ただ、Moshaはまだまだ若く育ち盛りで、体格も体重も大きくなっています。Jivacate氏はいまからいつか用意しなければならない新しい義足をどうするか、適した素材を捜しています。
[Source : Motherboard]

NASAの宇宙飛行士募集ポスターはレトロSF感満載


上の画像の中央、アンクル・サムをパロディにしたようなポスターは若干悪趣味な気もするものの、NASAが火星を目指す宇宙飛行士を募集するために公開したポスターはどれもかなりのレトロ感を醸し出しており、そのままSF小説の挿絵にもできそうです。

ただ、これまでに火星に立った人はなく、人類が月に立って50年ちかく経った現在においても、そこを目指すのは命がけの仕事であることに違いはありません。

なお、NASAの飛行士募集は米国内在住の人に限られており、日本から志願しようと思えば、JAXAによる宇宙飛行士募集の機会を待つほかありません。JAXAは昨年暮れ、ISSを模した有人閉鎖環境滞在試験に参加する一般男性を募集していました。

[Source : NASA]

Blue Origin、New Shepardロケット打ち上げを日本時間6月19日23時15分よりライブ中継

成功しようがしまいが積極的にロケットの打ち上げと回収をライブ中継するSpaceXに触発されたのか、米Amazon CEOジェフ・ベゾスの宇宙輸送企業Blue Originも自身の再利用可能ロケットの打ち上げをライブ中継します。

Blue Originは昨年4月に初めてロケットの着陸に成功して以来、一時はロケットのオンボードカメラ映像を公開したり、それらを編集して自画自賛するプロモーション映像を作ったりしていましたが、その後イーロン・マスク率いるSpaceXの怒涛の着陸成功ラッシュによって、その影は薄くなっていました。

今回のNew Shepardの打ち上げは、当初金曜日に予定されていたものの、窒素ガスが漏れるトラブルから延期されていたもの。

打ち上げ日時は日本時間6月19日の23時15分を予定。ライブ中継は22時45分からです。遠くから見るとまるで違う"何か"に見えるNew Shepardのロケットが大空に飛び立ち、そして戻ってくるのをビール片手に眺めるのも面白いかもしれません。
[Source and Image : Jeff Bezos(Twitter)]

宇宙人からのコンタクトまであと1500年


コーネル大学の教授と学生らからなる天文学チームが「フェルミのパラドックス確率論的解析」を発表、人類が異星人からのコンタクトを発見するまであと1500年ほどだと予想しました。フェルミのパラドックスとは、物理学者のエンリコ・フェルミが地球外文明の存在可能性が高いにもかかわらず、人類がそれらと接触できない矛盾のこと。

フェルミのパラドックスについて詳しいことは省略するものの、要するに天の川銀河においても数十億は存在すると予想される地球型惑星のどれかには存在するであろう宇宙人からのコンタクトがない理由は、地球から発する文明的信号、たとえば無線や放送電波などが到達した範囲はわずか80光年前後の範囲にすぎず、確率的に銀河系の地球外文明に行き当たるだろう天の川銀河全体の50%にはまだ届いていないのが原因だとのこと。

つまり、天の川銀河全体の50%に地球からの電波が届く約1500年後には、どこかの星で宇宙人が地球の存在を知り、何らかのコンタクトを取ってくる可能性があるとしました。

ただ、この考察では地球からの電波が減衰することを考慮していないこと、また地球外文明が存在するとしても、その星の時間軸的に文明が存在しているタイミングで電波が到達し得るのかという疑問については答えておらず、フェルミのパラドックスに対する既存の考察同様、誰もが納得できるものとはなっていない模様です。
[Source : Cornell University]

 

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