PS4
機能強化版の新型PS4、開発名「Neo」(以下Neo)と現行Xbox Oneの数倍の性能を備えるというマイクロソフトの開発プロジェクト名「Project Scorpio」(以下Scorpio)はいずれも公式に予告済みですが、海外メディアが複数のソースからの情報としてNeoが年内にリリースされる見通しであると報じています。海外ゲームメディアEurogamerによれば、ソニーは今月14〜16日に開催された世界最大規模のゲームショウE3ではNeoをお披露目しなかったものの、複数の情報ソースが年内に発売されると示唆しているとのこと。

一方でマイクロソフトは今年のXbox E3ブリーフィングにて、Scorpioの発売は2017年のホリデーシーズン(クリスマス前から年明けにかけての年末)であると予告。Xbox部門責任者フィル・スペンサー氏が「これほど早い段階で発表するのはどうかしている」と述べているとおり、ScorpioのNeoに先んじた発売前倒しは難しいと思われます。

ただし、ゲームハード競争は「先に発売したほうが勝ち」というほど単純ではなく、セガのメガドライブに2年近く遅れながら覇者となった任天堂のスーパーファミコンや、90年代半ばの次世代ゲーム機競争で先陣を切ったもののフライング気味につまずいた3DOなど、反例は枚挙に暇がありません。

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NeoにつきSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は4K対応(の拡張)や、現行PS4より高度なグラフィック性能を備えるというに留めるのに対して、Scorpioについてマイクロソフトは「世代を超越したゲーミング」と最大限の表現をしています。GPU性能が6テラフロップス、8コアCPU、メモリ帯域320GB超 / 秒......と現行のXbox Oneの数倍で、純粋な性能ではScorpioがNeoを上回るかもしれません。

NeoとScorpioの激突は、より精細なグラフィックを楽しめる4Kゲーミング市場や、大きな成長が見込まれるVR市場の今後にも関わってくるもの。もしNeoが先に出るのであれば、マイクロソフトはより強力なゲームハードのリソースがいかに活用され、4Kゲーミング市場がどう動くかを見た上で、Scorpioの方向性を調整できるアドバンテージもあるでしょう。

いずれにせよ、今年8月に開催されるGamescom(ドイツのケルンで行われる国際ゲーム産業見本市)や、9月の東京ゲームショウでNeoが正式発表されるかどうかに注目したいところです。