iPhoneやiPadで撮った写真や動画を、本体(端末)の中に入れっぱなしにしている人は意外と多いのではないでしょうか。Appleのクラウドサービス「iCloud」上にバックアップを取っている人もいるとは思いますが、写真や動画はパソコンにも保存できます。今回は、Windows 10搭載のパソコンに、手軽に写真を保存する方法を紹介しましょう。
なお、今回紹介する方法はiTunesとLightningケーブルを使いますが、iTunesのバージョンにより設定画面の表示方法は異なります。ここではバージョン12.4.1.6を使用します。
まずはiTunesの設定を見直す
パソコンの設定によっては、iPhoneをパソコンに接続すると同時にiTunesが起動します。その際、iTunesの「自動同期」の設定がオンになっていると、iPhoneとの同期が自動的に開始し、パソコン内のデータがiPhoneに上書きされてしまう可能性があります。写真や動画をパソコンに保存したいというだけの場合、同期の状態によっては余計な時間ともなりますので、ここでは自動同期をオフにする設定を紹介します。iPhoneをパソコンに接続する前に、iTunesの設定を確認し、場合によっては変更しておきましょう。
設定を確認するには、パソコンで「iTunes」のソフトを起動し、「編集」メニューの「設定」を開きます。「デバイス環境設定」というポップアップウィンドウが表示されたら、「デバイス」をクリックし、「iPod、iPhonne、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを付け、「OK」をクリックしましょう。
▲「デバイス」を選択し、「iPod、iPhoneおよびiPadを自動的に同期しない」にチェックが付いているのを確認。設定を保存するには「OK」をクリックします
iPhoneの写真や動画をパソコンに保存しよう
自動同期の設定をオフにしたら、いよいよ写真の保存作業です。
まずはiPhoneをLightningケーブルでパソコンに接続します。次に、Windows 10の場合、「スタート」アイコンを右クリックして、「エクスプローラー」を選択。続いて「PC」を選択したら、接続中の「iPhone」を右クリックしましょう。表示されたメニューの中から「画像とビデオのインポート」を選択すると、インポート画面が表示されます。
インポートを開始すると、iPhone内の写真と動画がパソコンに保存されます。保存先を指定していない場合は、「PC」の「ピクチャ」フォルダに写真が保存される仕様です。
▲画面左下の「スタート」アイコンを右クリックし、「エクスプローラー」を選択
▲iPhone内の画像とビデオを保存するための準備が始まるので、しばらく待ちます
▲準備が完了したら、「すべての新しい項目のインポート」にチェックを付け、「インポート」をクリック。これでインポートが開始するので、完了するのを待ちましょう
写真や動画を個別にインポートすることも可能
先ほどの手順ではすべての写真や動画を一括で保存しましたが、iPhone内の写真や動画のなかから選んだものだけをパソコンに保存することも可能です。
その場合は、「PC」 iPhone 「Internal Storage」の順にクリックして、iPhone内のすべての写真や動画を表示します。続いて、保存したい写真を選択し、PCの「ピクチャ」フォルダなどにドラッグ&ドロップしましょう。データはコピーされるだけなので、元データが削除されることはありません。