幻の任天堂版プレイステーション、CD-ROMドライブが修理される

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2016年07月26日, 午前 06:00
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ソニーと任天堂が共同開発したスーパーファミコン用CD-ROMハード、幻の「プレイステーション」が発見(いくつかあるバリエーションのうち本体一体型)されたのが昨年のこと。実際に電源を投入して動く様子が披露された際にはCD-ROMドライブが認識されませんでしたが、ついに修理が実現し、CDトレイの開閉など完全に機能が復旧するまでにこぎ着けた動画が公開されました。修理したのはゲームハード改造マニアとして知られるBen Heck氏。古くはXbox360ラップトップPS3P(プレイステーション3ポータブル)など、「最初からそういう製品が出ていた」ような合体ハードを手作りする匠の人。現在では50万近いチャンネル登録数を誇るYouTube番組「The Ben Heck Show」の人気者です。

PS3P
幻の任天堂版プレイステーションを手にしたBen氏は、まず機体を慎重に分解しながら基板上のすべてのパーツを解説。その上で、仮に任天堂とソニーが互いのわだかまりを棚上げして「プレイステーション」を完成させていたとしても、成功を収めたとは思えないとの見解を述べました。CD-ROMドライブの動作スピードはセガのメガCDよりもずっと速いものの、マシンパワーは元のスーファミと大差ないとのこと。

話はそこで終わらず、次は故障した箇所を修理してみようの巻。CD-ROMドライブと256KBの拡張RAMをつなぐ接触ピンを掃除し、ハンダゴテを手にして基板を配線しなおし、漏電してるコンデンサを新品に取り換え...と試行錯誤の末に、ついにCD-ROMドライブが完ぺきに動作するゴールへとたどり着きました。残念ながら専用のCD-ROMソフトはないものの、副産物としてオーディオ機能が復旧(前回は音が出力されず)。Ben氏らは『ストリートファイターⅡターボ』などカートリッジソフトをサウンド付きで楽しんでいます。

次の課題は、動作する専用ソフトを探すこと。元々の所有者であるTerry Diebold氏は、本機を落札したオークションで一緒に手に入れた箱の中から見つかるのではないかと信じているそうです。
 
 

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