次期Apple Watchでは、こうした問題に対処すべく処理能力向上と電力消費を低減したS2チップを搭載し、LTE通信機能とGPSを搭載すると伝えられていました。さらにアップルは次期Apple WatchにLTE通信機能を搭載するため、通信キャリア各社と連絡を取り合っていたとされます。
しかしLTE搭載に関しては、開発するチップの省電力化が思うように進まず、早くても2016年12月以降に供給開始がずれ込む見込みになったとのこと。このため、秋の発売を目指すApple Watchへの搭載は見送られた模様です。
LTE通信機能が削除されるとなると、次期Apple Watchの大きな新機能はGPSの搭載のみ。ただ、GPSが搭載されるだけでもApple Watchのアクティビティトラッカーとしての機能は大幅に改善しそうです。たとえばネイティブのランニングアプリを使うならば、Apple Watch単独で自分が走ったコースと速度などを記録可能となり、iPhoneを所持して走る必要がなくなります。もし地図データもApple Watch内に保管できるならば、歩行者向けナビゲーション機能も十分利用できるようになるかもしれません。
例によって、このうわさ話にアップルは一切コメントを発していません。Bloombergの話が本当かどうかも、アップルが正式に発表するまではあくまでうわさ話。うわさが本当かどうかは9月7日とされる次回のイベントでご確認ください。