世界最大のケツ型航空機・真空リンゴ収穫ロボ・光で這う極小ロボット(画像ピックアップ46)

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年08月22日, 午前 05:30 in abundant robotics
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースを集めてお伝えします。今週は「光で這う極小ロボット」、「世界最大のケツ型航空機」、「真空リンゴ収穫ロボ」といった未来的なニュースをまとめました。

自分の10倍重い物を動かせるマイクロロボット

 
ワルシャワ大学の物理学研究者が、感光性エストラマーをで作ったマイクロキャタピラーロボットを製作しました。光を当てるとその部分が収縮する性質を備えるため、光の当て方をコントロールすれば、イモムシのように這わせたり、物体を押したりさせることができます。

研究者は柔らかいロボットは機械と電気が支配する既存のロボットから大きく離れ、昆虫など自然界に存在するモデルをデザインアプローチに取り入れることで新しい枠組みを提供することになるとしています。
 

論文は journal Advanced Optical Materials : Light-Driven Soft Robot Mimics Caterpillar Locomotion in Natural Scale(Mikołaj Rogóż,Hao Zeng,Chen Xuan,Diederik Sybolt Wiersma,Piotr Wasylczyk)

[Source : Popular Science]

DARPA、対ドローン用レーザー兵器を2020年までに配備

 
DARPAが、ドローンの脅威からの防御に関する情報依頼書(RFI)を公開しました。これは対ドローン用兵器の開発に関する情報提供のことです。個人が遠隔で操縦できるドローンの普及により、飛行場での航空機へのニアミスや、立ち入り禁止区域への進入といった問題が表面化しているのはご存知のとおりですが、もし、テロ目的でドローンが使われたらと考えると、軍レベルでも対策が必要なのは間違いありません。

悪質なドローンへの対策としてはこれまでにも幾つか技術が公開されてきました。たとえば地上から発射するネットランチャーや、投網式ドローン対策ドローン、ネット絡めとり式ドローンetc...。なかにはドローン捕獲のために鷲を訓練して使うといったものもありました。

ただDARPAによると「ミサイル、ロケット砲や迫撃砲など既存兵器にも対応可能」なものという条件が付してあり、そうなると具体的な選択肢は限られます。そしておそらく本命はレーザーガンかもしれません。DARPAは、2020年までには実用化、配備可能な技術を求めています。米軍はすでに陸海空すべての分野でレーザー兵器を開発しています。ちなみに世界的に見ればドイツやイスラエルなどもレーザー兵器を開発しており、大規模な戦争が起これば、もはや当たり前にレーザーが使われる時代と言えるのかも知れません。

[Source : Federal Business Oppotunities]

人間の指や手首が魚のヒレの軟骨部分と同じ遺伝子からなることを確認

シカゴ大学の研究チームが、魚のヒレ内部にある軟骨部分が進化して後に人間の手足の指などに進化したこと示す証拠を発見したと発表しました。人間などの哺乳類が魚から進化し、ヒレの部分が手足になったことは知られていますが、具体的にヒレの土の部分が手足の指などを構成したのかははっきりとしていませんでした。

研究チームは、人間の手足の指、手首などを形成する遺伝子をもとに、熱帯魚ゼブラフィッシュが持つ同じ遺伝子の機能を無効化したところ、胸ビレや腹ビレ内部の軟骨成分がほとんど形成されないことがわかったとのこと。

人間でも、胎児の一時期には指のあいだに水かきがあるというのはよく聞く話。また受胎してからうまれるまでに胎児は魚類から両生類、爬虫類、哺乳類へと一気に「進化」するとも言われます。

手指の共通遺伝子の発見は、(昆虫はひとまず置いとくとして)地球上の生物が皆同じルーツにあるということを感じさせる発見と言えそうです。

[Source : Nature]

世界最大の(ケツ型)航空機が初飛行

 
世界最大の航空機Airlander 10が、初飛行を実施しみごとに成功しました。

Airlander 10の大きさは約302フィート(約92m)もあり、飛行機と飛行船、両方の特性を備えることからHAV(Hybrid Air Vehicles)と称されます。飛行船であることから飛行機のような滑走路は必要なく、騒音もさほど大きくはありません。

Airlander 10 は1回のフライトで最大で5日間の連続飛行が可能なため旅客フライトに十分対応します。HAVは2021年までに10機が建造される予定です。

ちなみに、Airlander 10はもともとは米軍の偵察機として開発されていたものでした。ところが、米国政府が予算削減のために開発を中止、製造を担当していたHybrid Air Vehiclesが権利を取得して完成にこぎつけました。またそのユニークな船体デザインは海外でも「お尻に見える」という声が多いのも面白いところ。しばらく眺めていると、どことなくふたば幼稚園(アクション幼稚園)の問題児のおしりに見えてこなくもありません。

[Source : BBC]

自動リンゴ収穫ロボットは手摘みより高速?

 
SRI Internationalがロボティクス企業 Abundant Roboticsを設立したと発表しました。Abundant Roboticsは自律的に動作してリンゴを収穫する、自動リンゴ収穫ロボットを製造します。

現在は動作するプロトタイプでテストを繰返しているところですが、完成すれば、全米で年間420万個も「手摘み」しているリンゴの収穫作業を大幅に省力化できそうです。
 
残念なのは、動画に音がついていないこと。想像で音を付けて遊んでみるのも楽しいかもしれません。
[Source : SRI International]

 

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