ロンドンのデザイナーであり建築家でもある リアム・ヤングが、ほとんどをドローンで撮影した映画「In the Robot Skies」を制作、予告編映像を公開しました。この作品は10月のロンドン映画祭で初上映される予定です。「In the Robot Skies」の物語は過度に統制された近未来のロンドンで繰り広げられます。ネットワーク化されたドローンが市民を監視するなか、ティーン・エイジャーの主人公らがハックしたドローンに手紙をのせ、互いの間でやり取りをするうちに恋に落ちるという、SF風味のラブストーリーです。
 
 
脚本のTim Maughanは、圧政側もしくはリベラル側の道具として機能するドローンが、都会風の新たなサブカルチャーになっている様子を描いたとしています。

撮影はすべて飛行パターンを予めプログラムしたドローンで行われました。IMAXに最適化した映像となっているため、上空からの視点などはかなりの没入感を伴って鑑賞できそうです。

ロンドン映画祭での「In the Robot Skies」プレミア上映は10月8日の予定で、映画に音楽を提供したForest Swordsによるライブパフォーマンスも催されるとのこと。ただその後、劇場公開もしくはデジタル配信といった展開の計画があるのかはわかっていません。せっかくIMAXに最適化しているのなら、然るべき設備のある劇場で観てみたいものです。

ちなみに、「In the Robot Skies」に登場するドローンネットワークによる監視社会というのは、我々の住むリアルな世界でも技術的にほぼ実現可能なところまできています。監視対象こそ違うものの、DARPAは本気でネットワーク化ドローンによる不審ドローン監視システムを構築しようとしているほか、監視目的ではないもののFacebookはネットワーク版難視聴地域へインターネットを届けようと、上空を数か月間も自律的に飛び続けられる巨大ドローンを開発しています。