不良品と交換した対策済みのはずの製品からも出火事例が相次ぎ報告されたこともあり、10月10日にはサムスンがNote 7の生産調整に入ったことが報じられていました。そして10月11日、サムスンはウェブサイトにてキャリアや販売店にGalazy Note 7の販売および交換を中止することを発表しました。サムスンはすべてのNote 7ユーザーに対してすぐに電源を切り、使用を中止するよう呼びかけています。
New: @ElliotKayeCPSC calls on all consumers w/ replacement #GalaxyNote7 to power down, stop using, and seek refund. pic.twitter.com/iHPqyzDVYf
— Scott Wolfson (@Scott_Wolfson) 2016年10月10日
またサムスンは、米国ではすでに消費者製品安全委員会(CPSC)による問題の調査を受け、これに協力していること、購入先へNote 7を持っていけば全額払い戻しまたは別の機種への交換が受けられることなどもあわせて発表しています。
安全だと宣言したはずの交換品でも発火事例が続いていることを考えると、いつ手持ちのNote 7が炎に包まれるとも限りません。Galaxy Note 7は日本では未発売ではあるものの、知り合いなどにユーザーがいるなら救済措置を利用するなり製品を手放すよう勧めるのが良さそうです。
なお、置いているだけでも発火、爆発すると報じられているNote 7 は保管にも気を配っておいたほうが良いかもしれません。たとえばドローンなどで使用するリチウムポリマーバッテリーを保管するための、火災防止用ポーチなどがあれば、それにNote 7を入れておけば少しは安心できそうです。
ちなみに、OculusはGear VRアプリをアップデートしGalaxy Note 7では起動できないようにする措置を講じました。いつ爆発するとも限らない製品を目の前に配置するのはあまりにも危険との判断です。