出品された車体は33台生産されたテスラ・ロードスターの32番めの車体で、走行距離は約2万9000km。通常のソフトトップに加えてハードトップパーツも付属、もちろん、専用の240Vのウォールチャージャー(充電器)でフル充電すれば(バッテリーのヘタリがなければ)、約260kmを連続走行することできます。
なお、テスラはロードスターのバッテリーアップグレードを用意しており、2万9000ドルを支払えば航続距離は約640kmまで延ばすことも可能です。
たださすがに8年落ちの中古EVに1億円を払おうという酔狂な人物はなかなか現れず、eBayのオークション期間は残り5日を切りました。1億円といえば、若き日のイーロン・マスクがPayPalを売った金で購入したマクラーレンF1の新車価格とほぼ同じ。Jester944氏の念願が成就する見込みは薄いかもしれません。
ちなみに 薄い といえば、「世界のお金持ち」的なテレビ番組でさっそうとマクラーレンF1に乗る若き日のイーロン・マスクを見て愕然とする人もいそうです。ただその後PayPal、テスラモーターズだけでなく宇宙開発企業SpaceXまでも成功させた現在のイーロン・マスクの額を見ると、エルトン・ジョン同様うまくやったな、と思わずにはいられません。