INSIDE
今年8月にPS4/Xbox One/PC向けにリリースされるや、大きな反響と高い評価を受けている海外アクションパズルゲーム『INSIDE』。そのサウンドデザイナーであるMartin Stig Andersen氏が、本作のゲームサウンドは人間の頭蓋骨を通じて録音したことを、海外ゲームメディアGamatsutraのインタビューにて明らかにしました。前作『LIMBO』ではモノクロ画面で繰り広げられる無機質な「死」が大きな衝撃を与えた、インディーズデベロッパーのPlaydead。その実質的な続編である本作『INSIDE』でも、主人公が機械の触手に引きずり込まれてバラバラにされたり、他の人間を操って生き延びる踏み台にしたり、命がゴミのように扱われる無慈悲な世界を前作とはひと味違った切り口で描いています。 


前作に続いて作曲およびサウンドデザイナーを務めたAndersen氏は、ゲームの独特な世界観に合ったサウンドを作るために、本物の頭蓋骨を通じて録音するアイディアに到達。人が録音した自分の声を聞いて驚くのは、ふだんは顎骨など体内に反響している音を聞いているからという発想により「脳内に響いているような音」を作りたかったと語っています。

元々のサウンド(上)と、頭蓋骨を通して録音したサウンド(下)との比較がこちらの通り。

頭蓋骨フィルタを通った音は製品用に後処理が施されているそうですが、少し不気味で冷ややかな仕上がりになり、Andersen氏の語るとおり「80年代のB級映画サントラのようなチープでクール」な印象を与えることに成功しているようです。


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頭蓋骨についている歯は、最終的に振動のためにすべて抜け落ちたとのこと。つまりゲームサウンドには歯が震えたビブラートも加わってるということでしょう。

Andersen氏は「ユニークなものづくりをするには、こういう回り道(detour)も必要だと思うんだ」と持論を述べていますが、頭蓋骨を入手する「回り道」については語っていません。