アップルは本日発表した新MacBook Proで、ファンクションキーに代わる新デバイス「Touch Bar」を公開しました。
Touch Bar はマルチタッチ対応のRetinaディスプレイで、必要な機能を必要なときに自動で表示します。またブラウザのツールバーのように、自分で選んだ機能を選んで表示させることもできます。
うわさどおり指紋認証のTouch IDを右端に備え、タッチするだけでユーザー切り替え、Apple Payによる支払いといった芸当も可能です。
フィル・シラーが高らかに発表したTouchbar機能は事前のリーク画像そのままでした。
従来のファンクションキーがあった場所にディスプレイを備え、その時々に応じた最適な機能ボタンを表示します。文字入力においてはわかりやすく言えばiOSスタイルでサジェストを表示することが可能で、一方で写真アプリでは多数のサムネイルを表示して、これもiOSの写真アプリのように指をスライドさせるだけで選択することができます。もちろんファンクションキー表示も可能。Fnキーを押せば見慣れたファンクションキーが表示されます。
Touch BarはマップアプリやiTunes、開発者にはXcodeさらにターミナルまで、あらゆるアプリに最適化した機能ボタンを提供します。
サードパーティのソフトウェアも、たとえばMicrosoft Office、Adobe Photoshopなどへの対応が紹介されました。
なお、Touch Bar右端には電源ボタンとTouch IDも統合しています。Touch ID部分に別のユーザーがタッチすれば瞬時にそのユーザーの環境に切り替えることができます。またApple Payにも対応しており、対応するショッピングサイトなどで簡単に決済が可能です。
Touch IDで取り扱うユーザーの個人データはT1と呼ばれるセキュリティチップの"Secure Enclave"と称する領域に保管され、外部からアクセスできないようになっています。
新しいMacBook Proは革命的なTouch Barを搭載。詳しくは https://t.co/Eu82qdIdk0pic.twitter.com/gfeGV2CE8l
— Apple (@Apple) 2016年10月27日
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