日本マイクロソフトは、Windows 10を搭載したホログラフィックコンピューター「Hololens」の国内投入を発表しました。開発者および法人向けに、2016年内に予約注文を開始するとのこと。価格などの詳細は明かされていません。北米では3月発売、ヨーロッパでも10月にプレオーダーを開始しており、ようやくの日本投入となります。
HoloLensは一見するとVRマシンなのですが、その分かりやすい違いはゴーグルが半透明な点です。既存のVRマシンは、視覚的には外界からほぼ完全に遮断されます。それが仮想世界への没入度を高めているのですが、現実世界の作業と並行して何かをするということが難しい一面がありました。

一方HoloLensでは、現実世界に3Dホログラフィックを混ぜ込んで表示します。現実世界が見えるので室内を自由に歩き回ることもできます。マイクロソフトはこれをVRではなくMR(Mixed Reality)と表現し、既存のVRと区別しています。

また、Hololens自体がWindows 10を搭載したコンピューターであるために、Oculus RiftやHTC ViveのようにPCやスマートフォンとの接続が不要な点も特徴です。室内を歩き回る際にもケーブルが邪魔になることはなく、取り回しが容易という長所もあります。


▲Hololensのコンセプト動画。ただし実際のホログラフィック表示領域はこれよりはるかに狭い

マイクロソフトは2017年春にWindows 10向けの大型アップデート「クリエーターズアップデート」を提供予定。それを通じて、Windowsプラットフォーム全体に3DやVR、Mixed Reality環境を導入してゆく姿勢を明確にしており、そのタイミングに合わせた国内投入の可能性もありそうです。

詳細は順次発表していく予定とのこと。価格も公開されていませんが、参考までに米国での価格は3000ドル(約30万円)。他のVRマシンに比べると割高ですが、開発者向けである点、そしてこれ自体がコンピューターであることを考えれば、納得のいく値段かもしれません。

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