既報のとおり、GoogleはValveのゲーム配信プラットフォームSteamにて、「Google Earth VR」の配信を11月17日に開始しました。現在対応しているVR機器は「HTC Vive」のみですが、来年以降に「Oculus Rift」などほかのプラットフォームにも対応する予定です。今回の週刊VR情報局では、Google Earth VRのレビューをお届けします。
▲Google Earth VRのタイトル画面

Google Earth VRはハンドトラッキングコントローラーで操作します。


▲Google Earth VRの基本操作画面

操作はいたって単純です。まず左コントローラーでは、地球を見下ろす「Tilt Earth Up」、地面に降り立つ「Tilt Earth Down」を切り替えます。


▲Tilt Earth Upでは地名が表示されます


▲Tilt Earth Downでは地名が表示されません

Tilt Earth UpでもTilt Earth Downでも、右コントローラーの働きは同じです。Trackpadで前後へ飛行でき、ほかにDrag、Rotate、Menuが割り当てられています。

右のコントローラーからは光の線が伸びています。Dragを押しながらコントローラーを動かすと、地球を自由に動かせます。イメージ的には光の線の先で地表をつかんで、それを移動させられるわけです。一方、Rotateは自分がいる位置は固定されていて、景色が左右に回転します。

Menuはあらかじめ登録されているスポットのほか、左コントローラーの「Hold to Save」で保存した地点を素早く呼び出せます。つまり非常におおざっぱに言うと、左コントローラーで視点変更、右コントローラーで移動するわけです。

さて、Google Earth VRの体験ですが、平面的なGoogle Earthをはるかに超えることは間違いありません。


▲東京タワーを仰ぎ見たり......。


▲実物大ガンダムを見下ろしたり......。


▲シンデレラ城をじっくり見たり......。

家にいながらにして多くの観光スポットを訪れられるのは実に得がたい体験です。解像度が足らないという仕様上の限界はありますが、個人的には些細なことだと考えます。「可能なこと」は「やってのける」のがGoogleなのですから、そのうちそれぞれの場所で撮影された360度映像や画像をシームレスに見られる機能が搭載されることでしょう。
(11月24日22時追記)記事初出時「自分が人間大の大きさになることはできない」と記載していましたが、メニューから「Allow human scale」を有効にすることで視点を人間大のサイズに視点変更可能です。お詫びして訂正いたします。


▲メニューの「Allow human scale」を有効にすることで視点を人間大のサイズに変更可能


▲I can fly the sky!

名所見物と同じぐらい楽しいのが遊覧飛行。Tilt Earth Downで右コントローラーから伸びる光の線を前方に向ければ、舞空術でも身に付けた気分で、ビルの谷間をすり抜けて飛行を楽しめます。ただ、加速感や慣性などの演出はないので、スリリングさに欠けるというのが正直な感想です。

さて、先ほど「自分が人間大の大きさになることはできない」と述べましたが、巨大化する方はまさに超弩級。ゴズィーラもビックリです。と言うわけで今回は、第3新東京市予定地で巨大綾波レイを演じてみました。あのとき彼女が見たであろう光景をぜひご覧ください。


人類補完計画で綾波レイが見た光景を映像的に再現してみました

実験的なVRコンテンツを楽しめるのがHTC ViveやOculus Riftのよいところ。PlayStation VRでVR世界にはまったのであれば、追加導入してはいかがでしょうか?