商業宇宙旅行の実現を目指すヴァージン・ギャラクティックが、新型宇宙船VSS Unityの飛行(滑空)テストを実施、成功しました。2014年にパイロット1名が死亡する事故を起こして以来、初となる飛行テストであり、再び宇宙旅行の夢に向かっての第1歩となります。

新型機VSS Unityとしても初となる今回の滑空テストでは、親機WhiteKnightTwoに抱えられて上空まで運ばれたのちに切り離して滑空を開始。その速度がマッハ0.6より高くなることはありませんでしたが、10分間にわたっての飛行を順調に完了させることができました。10分というと僅かな時間かもしれませんが、実際の宇宙旅行に向けて予定したデータ採取も問題なくこなせたとのこと。

ヴァージン・ギャラクティックは今後もテストを何度か計画していますが、ロケットブースターに点火しての飛行はまだしばらくは行わない方針としています。とはいえ、今回のテストのように順調なデータ収集ができれば、我々が予想するよりも早く宇宙旅行が実現する可能性もないとはいえません。
 
 
商業宇宙旅行を目指すベンチャー企業としては、アマゾンCEOジェフ・ベゾスが率いるブルー・オリジンがカプセル型宇宙船と再利用型ロケットを使って順調に打ち上げ試験を重ねています。

また、12月1日には日本の旅行会社HISとANAホールディングスが宇宙旅行の商業化を目指し、名古屋市のPDエアロスペースに出資したとの発表もありました。PDエアロが開発する宇宙往還機はジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えるスペースシャトル型で、ヴァージン・ギャラクティックやブルー・オリジンのように機体の分離が不要とのこと。こちらは2023年の商業運航開始を目標として開発するとのことで、我々日本人としても期待したいところです。